読むカウンセリング 生きやすいために

読むカウンセリング 生きやすいために

リラックスして心を安定させましょう

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心理学者のユングの考えかたに「人生の午後」というのがあります。これは午前6時~9時までを幼少期、午前9時~11時までを青年期、午前11時~午後1時までを中年期、午後1時~3時までを老年期にするという例えたお話です。現代は長寿の時代ですから、人生80年と計算して真ん中は40歳頃になります。マラソンで例えれば0歳がスタートで折り返し地点が40歳になり、ゴールが80歳なのです。ここで、なぜこのお話を取り上げたかというと、つまり午後12時以降は40歳~50歳になります。この時期、結婚されている方は猛烈なストレスにさらされる時期でもあります。心理学でも中年の危機という言葉で表現されています。子供がおられる方は、その子がちょうど独立して家を出ていきます。そうすると、生活上どうしても妻、夫として向き合わなければならないからです。家族は二人きりになるわけです。今まででしたら結婚し子供が生まれ、子供中心で家庭生活が成り立っていましたが、その形態が変わってしまうのです。私のカウンセリングルームにも、この年代のご夫婦が相談に来られます。相談内容は簡単に言えば、たわいもない夫婦喧嘩なのです。カウンセリングルームでお互い、ののしりあいや罵声が飛びます。たいがいは、「お前がこうだから嫌だよ」「あなたが、こうだからダメなのよ」、というお互いを非難中傷する言葉が出てきます。ここで必要なのは夫婦関係の再構築なのです。まあ第二の人生をお互い、生き直すといってもいいでしょう。つまり結婚生活の仕切り直しなのです。恋愛当初と比べ結婚生活が長くなっていくとお互いの考えかたも変わり、周りの環境も変化していきます。それに対応していかなければならず、素直に現実を受け入れなければなりません。これに対応出来なければ大きなストレスとなります。ある方は離婚という選択も選ばれる方もおられるでしょう。この場合も大きな環境変化があります。しかし私の考えでは離婚は勧めません。今ある場所で対処していくことが自分自身の人間的成長につながるからです。どうしてもこの中年期の結婚生活というのは、お互いが敵になってしまいます。新婚当初は、あんなに愛し合っていたのに、これはどうゆうことでしょう。結婚というのは家族ができ幸せでもありますが、ある意味、「忍」でもあるわけです。相手がいることですから相手に合わさなければいけません。自分本位で生活していけば結婚生活は破綻してしまいます。そうゆう意味で長期の結婚生活に必要なのは寛容の精神です。お互いを認め尊重するということです。それができるかどうか、その人の度量が試されることになります。今の若い人で結婚している人の中で、すぐに離婚に踏み切る方が多いのは悲しむべき現実です。自分の中のこころを育てる絶好のチャンスが結婚なのですから、それをすぐに止めてしまうのは、もったいないです。人生はゲームのように簡単にリセットするものではありません。時には耐え忍び、自分のこころの器を広げていくことも大切なことだと思います。それが人生の午後をいかに充実させていくかの鍵になるのです。
皆さんはカラオケ、テレビの音楽番組、YOUTUBE、ラジオ、CDなどで音楽などを聴かれる機会も多いと思います。音楽療法というくらい音楽はこころを癒しますね。特に失恋などをテーマ歌詞にした歌は沢山有り、こころが共感して身にしみる思いがします。ある一定の音楽の旋律は脳波や自律神経にも影響を及ぼし鎮静効果をもたらすと言われています。こころが折れた時など静かなクラッシックなどは、とても有意義な癒し方法です。楽器を弾いてみてみたり、歌を唄うことも癒しにつながります。私の場合、自宅に有線放送を引いて24時間、音楽が流れるようにしています。そこまでしなくても今はスマホで有線やFM放送が手軽に聴ける時代になってきました。ロックなどのコンサートに行ってワアーワアー騒いで踊るのもストレス解消になります。サッカーや野球などスポーツ観戦でも同様にこころが踊る出来事を体現することでも癒しにつながります。ハレの日のお祭りも同様です。世界で民族舞踊やお祭りがあるのは、こころを上向きにするという狙いがあるのです。平凡な日常をハレの日にして憂鬱な気分を吹き飛ばすという意味合いがあります。出来るなら皆さんは、このような行事に参加して欲しいです。音楽療法が素晴らしいのは非言語と人間の感覚的なものが融合し、こころに浸透するからです。次にスポーツについてです。皆さんは体力維持や健康のためにスポーツをやられていますか。ある研究によると疾病している方の6割がスポーツをやっていないと言われております。これはリハビリや危篤な病気などを除いた数値です。確かに抑うつなど気分が落ち込んでいる時は床に伏してじっとしていたいですね。しかし、そうゆう時こそ外に出て運動するべきなのです。ある研究によると、うつ病の治療法で、薬物療法以外で有効性が確かめられたのは運動療法だそうです。何も過激なスポーツをしなくても良いのです。例えば近くの公園で散歩がてらにウオーキングをする(30分以上)でも全然構いません。そして継続することが大切なのです。それも無理なら家事で身体を動かしましょう。掃除機を掛ける、洗濯をする、ものを整理するなど。人間というのは肉体的部分を使わなければ、退化してしまうものなのです。脳にあるこころもそうなのです。ですから手足、腰、頭を常時、使用して日々を送らなければこころの状態も良くならないのです。脳と手足などのネットワークで認知信号や伝達信号が神経を通じてお互いに連絡をとっています。もしこのネットワークが機能しなかったら、どうなると思いますか。それは意識のある植物人間になってしまうのです。少し驚かせてしまいましたが、健康になるためには少しの苦味も必要だということです。
皆さんは日常、どのようにこころの安定につながる作業をされているでしょうか。仕事が忙しいからとか面倒くさいからとかで、心の満足度を下げていませんか。あるクライエントさんは入浴をシャワーだけ。それも週に2~3度という方がおられました。これは日常生活者にとって非常に合理的なお考えです。なぜなら光熱費や水道代が節約できるからです。しかしながら、全くこころを癒す作業になっていません。入浴するなら、ちゃんと浴槽に浸かってカラダ全体を温めるべきなのです(10分ぐらい)。身体が温めれば自律神経が安定し良い睡眠が得られます。私の場合、浴槽にハーブのバスソルトなど入れて、その香りを楽しんでいます。その相乗効果も相まって気分がとても落ち着きます。こころを癒す作業は抗ストレス対策になります。次にペットについてです。今は空前のペットブームですね。ペットを飼われている方は皆さん、全員こころが癒されるからと、おっしゃいます。確かにフワフワするモノ(毛皮)に触れば人間は本能的に癒されるのです。これは幼児期の体験が蘇るからです。赤ちゃんの頃、お母さんの乳房に触ったフワフワ感の記憶や胎児の頃の子宮の思い出が蘇るからです。人が癒されるためには、まず人間の本能的な原点に帰るということです。次に食事です。皆さんはどのような食事をされているでしょうか。これもクライエントさんから聞いたお話なのですがインスタント食品やファーストフードなどが日常的に多いのです。人間は家畜ではありません。ですから食事がエサになってはいけません。食育と言って食べることは、こころを癒す作業に大変重要な役割を果たします。自分の身体を構成する細胞は様々な物質を要求します。ですから偏った食品ばかり食べているとココロの調子も悪くなるのは当然です。ノートに過去に食べたものを記載し、1ヶ月分の食品を点検してみれば、いいかもしれません。ご自身で料理し、良い食材で多種類なものを、少量たべるのが心身にいいのです。食べる時間も短くありませんか。フランス人は1回の食事に1時間もかけます。日本人は平均15~20分ぐらいでしょう。ご飯を食道に詰めこむ食べ方は最もいけない食べ方です。なぜなら食感や味がわからず、こころが満足しないからです。そして食道癌や胃がん、糖尿病になるリスクが高くなるからです。食事は、よく噛みましょう。噛むことは脳の発達にもいいことです。こころが満足するということは、生きがい度が増すということなのです。自分で食材を買いに行かず、料理もせずに即席で便利なものばかりに頼っていると、こころが、なえて癒されません。現代はお金があれば、大体のものや時間が買えます。実はそのことが、こころをダメにする一因になっているのも事実なのです。何事も手間暇かけて自分で、やっていくことが心の復活には欠かせないのです。心の復活に近道はありません。
心理学分野でよく話題に上るのが、こころと魂の問題です。ユングをはじめ多くの心理学者がこの課題に挑戦してきました。この問題は記憶という人間の持つ感覚にも多いに関連性があります。心理学では私たちの生きている世界を「こちらの世界」死後の世界を「あちらの世界」といいます。つまり、これは生死に関係なく一人の人間が魂を持っていて肉体は滅んでも魂は滅ぶことなく永続的に存在するということです。これは古代エジプトの教えや仏教の見識でも同じような考え方をしています。ですので私たちの肉体は滅んでも魂は生き続けるのです。例えばこうゆう考え方があります。「世の中、生きながら死んでいる人、死んでいても現在にも生きている人がいる」これは吉田松陰の言葉です。おりから2015年のNHKの大河ドラマは吉田松陰の物語です。ちなみに私は吉田松陰のお墓にお参りに行ったことがあります。私の過去のプログをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/eilay/20090422/1240408270
話がそれましたが、例えばお札を思い浮かべてみてください。1万円札の福沢諭吉はお札の中で生きています。皆さんは新年にお参りに行くでしょう。例えば伊勢神宮の天照大神は天皇の祖先であり、今も生きています。こう考えると過去に亡くなった方でも記憶という世界の中で私たちの世界で生きているのです。つまり個々の魂は、あちらの世界に行ったり、こちらの世界に来たりしているのです。それは目に見えない形で現れるので私たちは気付かないだけなのです。私たちの記憶は時空を超えて残ってきます。もしあなたが魂の永続性を信じるなら良い記憶を残していくことが大切です。もし悪い記憶を残していけば、こちらの世界で自分を苦しめることになるからです。
私が初めて心理療法で患者さんを治癒したのは、もう10年前の事です。その時の事を詳しく述べてみたいと思います。当時のクライエントさんは既婚の30代の主婦でした。彼女は毎日、強迫行動に悩まれていました。とにかく不潔な場所や物に触れない。彼女自身が主観的にダメだと思う事については、それを回避してしまうため日常生活に支障をきたしていました。例えば家具に菌がついていたら触れない。洗濯物があれば、きれいなものから順番に洗濯しますが強烈に汚れている洗濯物は洗濯せず、そこで家事が止まってしまいます。とにかく何か彼女のこころに引っかかるものであれは、そこで行動が中断してしまうといった状態です。強迫性障害の方は生活のQOL(質)が低下してしまうのです。他の症状としては確認作業が伴います。例えば外出するのに鍵をかけ忘れたからと何度も家に戻って鍵のかけ忘れを確認をします。その他、火の元の確認やクルマの鍵のかけ忘れを極度に気にしたりします。あと類似症例に自己臭を気になさる方がおられます。これらを心理療法で治癒します。カウンセリングを続けていくと症状そのものが問題でなく、背後にある人間関係が浮かび上がってきます。この30代の主婦の方はお母さんとの関係性に問題がありました。アダルトチルドレンの状態にも共通することですが、お母さんの心理的支配がご本人には非常にストレスになります。お母さんとの関係を整理していただき、ご自身が上手く人間関係が受けいられば強迫性障害は治ります。たいがいの事例は身近な方の人間関係が問題になっています。この方は家族の協力もあり半年で強迫性障害が消失しました。あと確認作業や儀礼となる行動を暴露療法で行って治療していきます。強迫性障害の方は言葉に支配されやすいのでカウンセリングでは治りやすいということが言えます。もともと不安が根っこにあるので上手に不安を軽減していくことが大切です。人間には客観的に見て馬鹿げた妄想や行動に走ったりします。それは、こうしないと何か重大な恐ろしい出来事が自分自身に起こるという切迫した恐怖感があります。そこで儀式(手洗い行動など)を行いご自身で不安感を軽減しているのです。ここで声を大にしていいますが、未来にはそのような恐ろしい事は絶対起こりません。ですから強迫性障害や不安障害の方は安心して日常生活を送ってください。
元来、人間はとても不安な生き物です。自分自身の心の中では常に未来を心配し過去を後悔しています。そして自らの深層心理では「これから自分はどうなるのか?」ということが無意識のうちに頭脳を駆け巡っています。不安が不安を呼び、さらに不安になるという連鎖反応が起こります。そして不安が増大すると恐怖感になります。そして次には頭の中が真っ白になりパニック状態になります。こうなると死ぬほどの恐怖感が脳を覆い隠す事になり冷静さを失うことになります。連続的に不安感を継続させると、さらに恐怖を打ち消そうとして強迫的にもなったりします。不安を打ち消す心理方法を紹介しましょう。不安というのは不安があるから生物上、生きていけるのです。例えば生命の危険回避。古代では野獣に襲われて命を落とす事があります。これは不安を持つことで武器や隠れ場を探します。もし猛獣に襲われてもいいのなら不安感はありません。ひるがえって現代では社会で生きていけるかどうかです。そのために将来的に貯金したり仕事をしたりしています。現代では過度のストレスが不安の増大につながっています。ですからストレス軽減が必須になってきます。たいがい不安になる方は過度の不安感をかかえています。不安が来ても大丈夫、それほど心配することはないと思うことが大切です。そしてあまり神経質にならずに常時リラックスするように努めます。そして不安を直視しないで気分や注意を他の方向に向けるようにすることです。それは自分の嗜好であり趣味や他の人とのコミュニュケーションです。カウンセリングはコミュニケーション能力を鍛えます。現代社会は他者との関係が薄いので、どうしても孤立してしまいます。単身お一人様は、それはそれで気楽なのですが、友達や家族がいなければ人間として生きてゆくことが出来ません。なぜなら人はコミュニケーションして癒される動物なのです。不安になる方は、なるべく他人と話せる場所や機会を作るといいでしょう。これは「場」の雰囲気というものが、とても重要な心理的効果を現すからです。
人生を旅していると、どのような方でも、うつ病に一度なられた経験の方は多いでしょう。ウツと絶望名人である作家のカフカは「一番うまく出来るのは倒れたままでいることです」このように述べています。ウツは思考停止や行動抑制、気力の消滅など色々な事象が身体的に起きてきます。カフカは人生に絶望しながらも決して自死はしませんでした。ウツである自分を許容していたのです。ですから人生に絶望しててもいいのです。それもありきなのです。またミュージシャンの井上陽水さんは、「傘がない」「氷の世界」でうつを題材にして歌っています。うつを題材にして小説を書いたり歌詞を書いたりで上手く自分自身のこころを取り囲む環境に適応させることが出来るのです。それは、ありのままの自分でいいということなのです。うつの方のこころの世界観は先の見えない吹雪の中にいます。その方が最悪の底に、おられるとしたら、後は上がるだけしかないのです。なぜなら、もうこれ以上、下がることは絶対ないからです。当人にとって、うつは非日常的な出来事のこころの状態と思いがちですが、そうではなくて日常のこころの出来事なのです。悩みがあって当然の日常の当たり前の出来事なのです。世の中に悩みがない人は誰一人いません。悩みはあって当然なのです。悩みに自身の生活を投影させてはいけません。ウツであることは頭の隅に置いておくことです。気分は低空飛行でも気持ちを切り替えて行動することが大切です。うつになったことは悪いことだけでは、ありません。人生の深みを知ることや、ご自身の魂の成長にもつながります。世の中はポジティブな言葉や事象であふれている。それはそれでいいのですが、うつで元気を無くしている方には重く聞こえる。だから自分自身を責めないで、ネガティブなままでもいいのです。絶対に明るい性格でなければいけないと強迫的に思っていれば心が折れます。世の中は陰陽、プラスとマイナスで成り立っているのです。性格が暗い、気持ちが落ち込んでいても、そう長くは続かないのが世の中の常というものです。そう考えるとマイナスもありきなのです。
カウンセリングを受けたいが迷っていらっしゃる方、多いと思います。どうも他人に自分の事を話すのが恥ずかしいとか、こんな事をしゃべって大丈夫だろうとか不安になります。私も過去にカウンセリングを受けた事がありますが妙に緊張し、しゃべるのに一苦労でした。ですが一旦話し始めると、せきを切ったようにベラベラと会話が進むものです。カウンセラーにも色々な方、個性がありますので自分に合った方を探すのがベターです。それには色々なカウンセラーにお会いし峻別するのです。カウンセラーとの出会いは一生ものです。その関係は10年、20年と続きます。その間に相談者はもちろん、カウンセラーもライフイベントなど有りますので刻々と自分の人生状況が変わってきます。変わらないのは方向性で、その人の人生の羅針盤になることです。もちろんカウンセラーにお話しなくても、ご家族や友人に相談された方も多いと思います。ですが最近の事情は変わってきています。それは他人のことは関与しないという世の中の傾向があるからです。いわゆる個人主義ですね。うちのカウンセリングルームにも家族に話せないからここに来たという方が沢山おられます。胃が痛くなったり眠れない日々が続いたたら、やはりカウンセリングを受けてこころを軽くするのがいいです。人間というのは誰かに自分の話を聞いてもらう作業、それ自体がこころを癒す作業になるのです。カウンセラーに自分自身のことを理解してもらえるというだけで自信につながります。そうゆう経験を積み重ねていくうちに自己肯定感や生きやすさが生まれてくるのです。カウンセリングは安心や癒しを売り物にしています。ですから、そこに行くだけで気持ちが前向きになったり安らいだりしていくのです。人と出会う、この場合カウンセラーとの出会いが一生を決めかねる大事なことなのです。人生を豊かに、そして世界を広げるために良きカウンセラーと出会ってください。
クライエントさんカウンセリングを続けていると、ある時、こんな事で自分は今まで、つまずいていたんだという事が明白になってきます。なぜならクライエントさんは自分の心の中で世界を見ているからです。自分の狭い価値観で世界を生きていれば得られるもの、情報は一元的なものに限られます。しかしカウンセラーが多様な世界を紹介、先導すればクライエントさんの世界は広がり、選択技も増えるわけです。精神分析を生み出したフロイトは無意識を意識下に置くという作業が必要だと説きました。それは日頃、私たちが気づいてないことに光を当て、何が原因で今の状態が続いているかを明白にすることです。無意識下での心の動きは自分にとって隠れるもの隠すものということになっています。ですので、それを引っぱりだす作業はコツや経験が求められます。ここのところを上手くいくと後は容易にカウンセリング作業が進みます。問題解決の第一歩のステップとなるわけです。具体的に例を上げてみますと、クライエントさんが中年女性で長年、疼痛があり、検査など受けても異常がなかった症例です。この女性は心理テストなどで、いわゆる「良い子諸侯群」で自分の感情を外に出すことがなかったのです。自分の中にある怒りや不満、不安、寂しさなどを心の奥底「無意識」にしまいこみ、我慢していました。それが痛みという形になって身体的表現してきました。そこでカウンセラーは、その痛みは、あなたの身体からのメッセージですよという事を教えて、日頃から感情表現を豊かにするアドバイスをしました。その後、彼女は今まで鬱積していた気持ちを吐き出し、泣きだし気持ちが落ち着きました。その後、疼痛は消失しました。ここでの気づきは、無意識下での感情です。クライエントさんにとって「当たり前」になっている環境や考え方のクセに気づかせてあげることが肝要です。
最近購読した本の中にジョンFケネディ、神話と実像、土田宏著があります。ケネディはアメリカ大統領として実に有名で現在の米駐日大使に娘のキャロライン、ケネディさんがおられます。1960年にアメリカ大統領として1000日あまり公務につきました。1960年は私が生まれた年でもあります。彼が取り組んだ偉大な業績は今でも人々の心に残っています。この本の中には彼の実像がよく描かれていて、特に病弱で常に病魔と闘い、死の恐怖にさらされていたという事実です。青年大統領のイメージとは裏腹にいつも体調不良でプライベートでは笑顔ではなかったということです。病気の自分を励まし、数ある国際的問題、危機や政局を乗り切った彼の精神力は卓越したものでありました。彼のように物事をポジティブに考え行動する能力は我々が見習うべきものでしょう。この本には世界最大のキューバ危機についても著述されています。その時、彼はいかにソ連と核兵器に向き合ったか詳細に描かれてあります。病気という障害を乗り越えて冷静に国際情勢を判断し英断をえることが出来たのは彼のみです。ケネディの著作、「勇気ある人々」もきっと病床に伏したベッドの上で書かれたものだと思います。ケネディが私たちに残してくれた精神性とは?この本のあとがきから引用いたします。

我々は必ずしも政治家を目指すわけでない。しかし自分たちの生活をよくする、自分の人生をよりよく生きるために我々一人一人に求められているのもこうした要素であるあずだ。どれほどの厳しい現実に直面しても、そこから逃げ出したり、おじけたりすることなく自分の人生を生きて行く素晴らしさを教えてくれたのはジョンFケネディだ。