6.4.24…「虎と翼」完

NHK連続テレビ小説「虎と翼」の主人公のモデルになった……「三淵嘉子さん」について、ググった情報を元にテレビも参考にして、書いています。よろしくお願いします。

三淵嘉子さんは、明治22年に公布された大日本帝国憲法下の1940年(昭和15年)に、女性で初めて弁護士になったのです。

女学校を卒業の頃、進むべき道に「はてな？」を感じていたのです。その時。父親の勧めで法律を学び始めました。

その中で「魔弱い者を守るの法律家」になりたいと学び始めたのです。

法律家になるための試験会場で、裁判官募集の書類に「帝国男子に限る」とありました。同じ試験を受けているのに、と憤りを覚え、「男女差別に対する怒りの開眼」だったといいます。

▲戦前は、女性に参政権がなく、結婚すれば「法的無能力者」として夫に財産を管理されていたという、このブログ「虎と翼」の①の時代である。

▲戦後、三淵さんは裁判官に就きました。新潟家庭裁判所で初の女性裁判所長になったのです。

定年退官後「男性と同じように生きてきた」と振り返っています。

男女平等をうたう現憲法下でも、長らく男性優位の社会が続いてきました。

このことは、このシリーズ⑤で、私の職場での例として、実体験を書かせて頂きました。

▲女性法律家の誕生から80年以上を経て、今年、渕上玲子さんが日本弁護士連合会の会長に就任しました。法曹三者と呼ばれる裁判官・検察官・弁護士のそれぞれの組織で、女性がトップに就くのは初めであります。

弁護士は、女性の占める割合は20%、裁判官・検察官でも3割に満たないとのこと。

多様性ある社会の実現に向け、人権を守る法律家が果たすべき役割は大きい。と、渕上会長は述べています。

さらに「仕事の上では男女の差別はありません」と語っていること。

このことについて、この言葉は、末端の一公務員で働いていた私の様な者でも、感じていたことでした。

公務員生活42年。歳を重ねる中で、自身の生活では大変なことがありましたが、寧ろ、仕事が支えとなったのかも知れません。

鍛えられ自らも学んで、キッチリと仕事して来たと、自負しています。

「仕事」の役目においては、一人前に平等であったと思います。

但し、先輩の時代から私が辞める時代頃までは、未だ未だ処遇には差別が存在していたかも知れません。

私は、社会のそれらの差別なども含めて、働く人たちの権利と平等、安全・衛星などを守る行政機関で勤務していました。

「はたらく」という言葉の持つ意味を知って、良い仕事に就けたことに、感謝しています。

「法」の概念の中で、「憲法」とは、国家の組織・権限・統治の根本的原理・原則を定めた国家最高法規で、社会法の規範です。

日本国憲法の前文では、憲法を誰のために、どのような目的で制定するのかを明らかにし、国家が掲げる理想や基本原理を簡潔にまとめ、それを必ず実現させると宣言しています。

日本国憲法では、三つの基本原則の概要を前文に掲載されています。

基本の三大原則をチョッとおさらいしましょう！

1…「国民主権」。主権とは、国の政治のあり方を決める権利のこと。大日本帝国憲法では天皇に主権がありましたが、日本国憲法では国民が主権をもつのです。

2つ…「基本的人権の尊重」。基本的人権とは、人間が生まれながらにして持っている権利のこと。

3…「平和主義」です。戦争をしない、軍隊を持たないと定められています。

さて、憲法は国の基本となる「最高法規」であります。

また、法律は国会が制定するきまりです。憲法に反する内容の法律は制定できないのです。

その法律を施行するのが、行政機関です。その行政機関で働いていました。

公務員を定年で辞めた後、自らハローワーク通いし、仕事探しして就いた非常勤職員での仕事を約9年、通算51年間でした。

働くことから離れて、11年経ちました。その人生の後半からの四半世紀の年月の中で、知ったことがあります。

「法」には、先の「憲法」の様な国としてのルールを規定したもの。世界的な国際法などがあります。

その他に、世間一般的に考えられる肯定されている「世間の法」…条文化されていないものが多いですが、多かれ少なかれあると思います。道徳的なものと言えるかも知れません。

これらも、社会通念として多くの人が納得・認めるものといえるでしょうか。

私は、日蓮正宗の信仰に出会い仏法を学びました。

仏法とは「仏様が教える法」ということです。

信仰・宗教というものは、世界中に、本当に数えきれないほど沢山存在します。

信ずる法ですから、その人がこれは物凄いなどなど信ずるものということです。

しかし、その「信ずる」ということによって、善くも悪くもその人の人生に影響をもたらすもの、人生が変わることがあることは、皆さんも何となく分かるかと思います。

人は、「信じられなければ、生きていけない」ということも又真実でしょう。

今晩の報道でも、「偽広告で、被害拡大(SNS型投資詐欺)」と報じていました。騙された人、その愚かなことに使われて被害を被った人。

人は、何を信ずるのでしょうか⁉️

とても大きなテーマになりました。今回は「法」とは、、、朝ドラのテーマから、私が感じたことを、自らの体験的な視点から書いて見ました。

そして、この世の中で生きていくということは、「赤子が母親からお乳を無心に飲む姿=信じる」姿に原点があると思ったのでした。

折を見て、その『信じる』ということについて、書いてみたいと思っています。

今回のシリーズは、これで終わります。お読み頂き有難うございます。これからもよろしくお願いします🙇(完)