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上の娘がデンマークに向けて旅立ってから早3ヶ月が過ぎた。
自分が用事のある時しか、連絡はしてこない。←虫のいい奴である。
こっちが、話したくても、「忙しかった、」「もう、寝るから。」といった感じで断られることもしばしば。
妹はそんな姉に対して、寂しく思っているようだ。
自立の証と思うことにしている。
あちらでは、ノルウェー人の学生も8名くらいいるらしく、友達もできた様子。
同じ国の留学生同士でつるむのは、日本人特有なのかと思ったら、そうでもないらしい。
「ジャガイモを口に入れて話しているように聞こえる」と言われるデンマーク語についても、なんとか、わかるようになってきたみたい。
通学は、起伏のあるノルウェーと違い、デンマークは、まっ平な地形なので、自転車が必需品だそうだ。
幸い部屋の貸主さんが、「私の使っていいよ。」ということなので、学校には自転車で通っている。
自転車があれば、電車代を節約することもできる。
毎日往復40分を自転車に乗っているのであれば、いい運動にもなる。
さてさて、そんな娘から、メッセンジャーに連絡がはいった。
「Avslag(却下)だって!」
なんのことかと思えば、夏に申請した国籍取得の件。
結果がおりるまで、11ヶ月はかかるということだったが、約半年しかたっていない。
普通、4年住めば国籍がもらえるといわれるのに、3歳から18歳まで人生の大半をノルウェーで過ごし、
そこで義務教育を終えた娘には許可がおりないとは。
理由は書かれていない。
今、デンマークに住んでいることが却下の理由なのではと私は思っている。
まわりのノルウェー人の友達も、不思議がっていたそうだ。
まずは、「Klage brev(不服申し立て)を書くね。」とのこと。
友達に添削してもらいながら、作成したようだ。
デンマークの学校を卒業したら必ずノルウェーに帰って就職したいと思っているし、家族はノルウェーに住んでいるということを強調した。
訴状は、ネットでのみ受け付けるそうだ。
その点は、やはりこの国は便利である。
弁護士などに依頼することも有用らしいが、
「そこまでしてまでは。」
と正直、親としては複雑な心境である。
「だめなら、仕方ないかな。」
この訴状が却下されると、UDI(移民局)から、次はUtlendingsnemnda(UNE)という、入国不服審査会という機関に管轄が変わるらしい。
確か、私達が最初に永住許可を得る際も、まず却下をくらい、このUNEにケースが移ったのを記憶している。
それから、しばらくして許可をもらえたので、今回もそうなるのかもと楽観視しているが、
こればっかりは、お役所のことなのでよくわからない。
娘はかなり憤慨していたようだが、「そんなことでストレスためないでね。」と言っておいた。
果たしてどうなることやら。
国籍取得の背景についてはこちら。