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さてさて、アパート購入物語の続きです。
引き渡す前に、アパートの自治会長に相当する役職の方に、ご挨拶のメールを書く。
すぐに返信が来た。
「新しく住むカップル2名を自治会は正式に住民として認めました。つきましては、自治会の規則や、表札の変更などについて説明するので、引き渡し日に私の部屋まで来てください。」とある。
ここは9階建のアパートで、部屋の大きさもそれほど大きくないので、賃貸物件としては人気があるらしく、かなりの割合で、家主以外の方が入居しているようだ。
私達が内覧会のために、入口のインターホンにポストイットで案内を貼り付けていると、住人と思われる中年の女性が、
「テープの跡が残らないようにやってね。はがすのに苦労するから。」
と、かなり迷惑そうに話しかけてきた。
「又、賃貸の人が増えるんだ。嫌だねえ。」
とあからさまに嫌な顔をした。
「賃貸の人は多いんですか?」と聞くと、
「そうだよ。多いってもんじゃない。彼らは問題おこすしね。」
とのこと。
どうも、、賃貸ではいってくる住人への印象がよくないらいしい。
そこで、
「そうなんですね。私達は最近アパートを買って、貸す予定ですが、もし何か問題があれば、すぐ近所に住んでいるので、いつでも自治会長さんを通じて連絡してください。問題がないように気を付けますから。よろしくお願いします。」
というようなことを言ったら。
「それなら、大丈夫だね。」
とちょっとほっとした様子。
「新しく入ってきた住人にそういう態度はないんじゃないの?」
と内心むっとしたが、まあ、色々な人がいるし、実際、問題があったのかもしれない。
古くから住む人にとっちゃ、うざったいというのも理解できない訳ではないし、まして文化や価値観の違う外国人については、警戒するのは仕方がない。
私たちの借主もノルウェーで育ったとはいえ、外見はノルウェー人には見えないので、どうか嫌な思いをしなければいいのにと願う。