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今日もご訪問ありがとうございます。

 

いよいよ内覧会へと進むのである。

 

さて、無料サイトであるHybel.noへ掲載したものの、なかなか問い合わせは舞い込んでこなかった。

 

家賃を高く設定しすぎなのかな?ということになり、

少し家賃を下げ、そして、499クローネの広告費を払って、やはり王道となるFinn.noにも、掲載することにした。

 

すると、あれれ?

 

問い合わせが面白いほど次々に来て、合計16件となった。

こんなことなら家賃をさげなくてもよかったかもと、少しいい気になってしまった。

 

この問い合わせに対するメールのやり取りが結構、エキサイティングであった。

 

ノルウェー語で書いてくる人や英語で書いてくる人がいる中、次々に返信していく。

 

ノルウェー語については、娘が担当。

娘も面白がって、サクサクっと気の利いた返事を書いて協力してくれた。

 

まず最初にメールで問い合わせてきてくれたのが、10月に結婚予定という、24歳のモロッコ人とソマリア人の若いカップル。きちんと自分たちの履歴書も添えて送ってきてくれた。

予定した内覧会の日程よりも早めに部屋を見たいということで、一番乗りで来てくれた。アパートは気に入ってくれたようだ。

 

合計16人の問い合わせがメールであったが、実際、足を運んでアパートを見に来てくれたのは、たったの7組だった。←そんなもんなんなのね。

 

私達が一番に選んだのは、スタヴァンゲルからわざわざお母さんとともに来てくれた若いノルウェー人男性。仕事のためにオスロに引っ越すので、彼女と一緒に住む部屋を見つけたいということ。

私達がオファーの連絡をすると、部屋は気に入ったがベッドルームが一つだけというのがネックということで丁寧に断られた。

 

次に選んだのが、もうすぐ赤ちゃんが産まれる予定の、フィリピン人夫婦。気のよさそうなご主人と妊娠中の若い奥さん。同じアジア人というのも気に入った理由のひとつ。アパートは気に入ってくれたようだが、自分たちが持ってきたいベッドが大きすぎるということで、やはりもう少し広い所がいいとなり、契約にこぎつけなかった。

 

他には、エジプト人の法律家とノルウェー人女性の若い夫婦

入居希望時期が10月ということで、優先順位は下位となる。

 

インド系財閥のタタコンサルティングという会社から派遣されてノルウェーの金融機関で働くインド人家族が別々に2組であった。この人たちは、プロジェクトで来ているので、私達が望む長期契約とはならないので、やはり優先順位を下げることになる。←もう一人同じような労働形態のインド人から問い合わせがあったが、内覧会には来なかった。さすがIT立国インド。多くの技術者が出稼ぎにきてるんですね!)

 

もう一人、シリアからきた男性は、通訳のシリア人男性とともにアパートを見に来てくれた。彼は、ノルウェー語も英語も話せないらしい。もちろん仕事もない。NAV(福祉事務所)がお金を貸してくれるので家賃の支払いは問題ないとのこと。借りる家がないと、母国から妻や子供が呼べない、片言の英語で「助けてください。」とその後、懇願するメールが来た。可愛そうではあるが、私たちのような個人には、とてもじゃないが、そこまで面倒を見てあげることはできない。家は国や市町村があてがってくれないのだろうか?と不思議に思った。こういう人たちは、やはり自分で家を探さなくてはいけないのだろうか?国のサポートがないと、住居だって仕事だって見つけるのは容易ではないはずだ。自力で家を借りるのは難しすぎるのではないだろうか。ノルウェー語学校時代は、難民として来た人たちと接する機会があり、身近に感じていたが、随分昔のことなので、改めてこの国の難民事情を垣間見た気がする。

 

お気づきだろうが、最初の人以外は全て外国人、それも、西欧以外の。これは、ノルウェー人は、若いうちから自分の家を借金して買う人が多いということ、この地区がオスロの東側というのも影響している。

 

そんなこんなで、最終的には、一番最初に連絡をくれたモロッコ人とソマリア人の若いカップルに借りてもらうことになった。

 

この2人、きちんと仕事も持っているし、ノルウェーで教育を受けているので、ノルウェー語は全く問題ない。若いきれいな奥さんは、看護師さんで、最近やっと正社員になったそうだ。とてもしっかり者という印象。旦那さんも、まだ少年のようなあどけなさが残る人懐っこい雰囲気の男性だ。仕事は警備会社で、まだ正社員にはなっていないが、正社員と同等の時間働いているとのこと。徴兵にも参加し、きちんと義務を果たしているということをうちの主人は気に入ったようだ。

 

きっと、この二人なら大丈夫だろう。

そう願うのみだ。