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日本に、引き続き滞在中の娘達。

 

上の娘は、一人旅を満喫中。連絡もあまりとってこない。

スナップチャットやインスタグラムで写真をアップしているので、まあせいぜい楽しんでいるのだろうとわかるくらい。問題なく旅を続けている様子。

 

一方、下の娘は、買いたいものがあると逐一電話でお伺いを立ててくる。

時差があるのに、日本時間の夜中にでも、毎日のように連絡してくる。

何故ならば、彼女の「金銭感覚のなさ」がそうさせる。

 

彼女には、お金をめぐる逸話がある。

 

小さい時に、義母が駄菓子を買うのに500円玉を長女と次女にくれた。

長女は4歳上なので、当たり前かもしれないが、次回も好きなものが買えるように、いちいち駄菓子の値段を計算して、単価の少ないものをいくつも買い、おつりがくるように買物をした。

 

一方、次女は、単価の高いものを値段も考えずに買ったので、500円をほとんど使い切ってしまった。

 

その時は、「こいつは将来大物になるぜ。」くらいにしか考えず、笑いのネタを皆に提供してくれる程度だったのだが、その後も、やはり「もらうと全部使い切ってしまう。」という習性がいまだ抜けない。

 

ただ、この旅で彼女は汚名挽回したいらしい。

 

今回は、「まつエクか、まつパをしたいがやってもいいか?」という問い合わせ。なんだかわかりますか?

まつ毛エクステンションと、まつ毛パーマの略だそう。

日本人は、何でも省略するのが好き。ポテチ、マクド(関西だけ?)、スタバ、パチプロ、ファミマ、等々数え上げたらきりがない。

 

それはさておき、この「まつげ美容」を、大学生の姪っ子達がやっているから自分もやりたいという。おまけに、これが日本で一番やりたかった。と情に訴える。

 

数日前にその話をした時は、「小遣いでやるならいいよ。でも、よく考えてからね。」

とあまり考えずに許可してしまった。

 

その後、それを聞いて心配した義理妹が、

 

「本当にやらせていいの?まつエクは、手入れが大変だし、まつパは1ヶ月もたてば元に戻っちゃうよ。でも、A(下の娘のこと)は、ノルウェーではみんなやってるし、手入れの方法だって知っているから大丈夫なんて言ってるけど。2700円もするし。」

 

と、こっそり連絡してくれた。

 

さらに、

「先日も、高いファンデーションを買ってたんだよね。「こっちの方が同じ製品で安いよ」って言っても、「これが前から一番欲しかった。」って言って、3千円は使ったかも?中学生で化粧っていうのも早いと思ったんだけど、海外の中学生は、そんなものなのかなと思って止めなかったんだけど。まずかったかな~?」

と、少々困惑気味。

またまた、同じ手を使っていたのか。チュー

 

主人に相談すると、「そんなのだめだよ!」とあっさり却下。

ファンデーションの話を聞くと、さらにぶち切れ。ムキー

 

男の人にとっては、化粧品に何千円もかけること自体理解不可能

なので、まあ仕方ないだろう。

 

今回の旅で、自由になるお金をある程度持たせ、少しは金銭感覚を身につけて自立して欲しいと思っていたのだが、やはり彼女には、まだまだ難しかったようだ。

 

どうも、この2700円が高いか安いか、これを使ったら、あといくら残って他に何を買う必要があるのかの判断ができないらしい。

 

よくよく考えると、私ならまつ毛ごときに、3千円近くもかけることはない。

 

でも、今どきの女の子は、それくらいおしゃれとしてしたいのかな、他の物を我慢して小遣いでやるならいいのかなと、安易に考えてしまった。

 

最終的にでた結論は、

 

「姪っ子達は大学生でバイトもしてるし、随分年上でしょ、あなたはまだ中学生。小遣いを使っちゃったら他に何も買えなくなるから、今回は諦めなさい。今のあなたには贅沢だよ。」

 

ということで納得してもらった。

 

納得はしていないが、親が反対するのに強行突破はしないだろう。

 

うちは、他の家庭と比べると、子供たちに渡す小遣いはかなり少ない。

 

ノルウェー人の子供たちは、結構金遣いが荒くて、「なくなったら、いつもママがくれる音符」と、ふざけたことをいう子もいる。←お金は沸いてでないんだよ!

 

たまに小遣いの少ないわが子たちが哀れになることもある。

 

でも、アフラックのコマーシャルじゃないけど

「よぉーく考えよぉ。お金は大事だよ~」←知ってます?懐かしいって?

 

ということを、子供たちには教える義務が親にはあると思う。

 

ノルウェーで我慢している分、日本では「少しくらいは、贅沢しても。」という思いもあったのだが、やはり、なかなか難しい。

 

いいと言ったりダメだと言ったり、親として、「ぶれない判断」ができなかったことを反省。ショボーンえーんガーン

 

そして、よくぞ親代わりになって、面倒なことを逐一報告してくれた義理妹にも感謝。