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今日は、職場でランチタイムに「Robotics ロボット工学」に関する講義があった。

外部委託のコンサルタントによる1時間ほどの短いものだ。

 

最近、こういった講義がランチタイムによく行われる。

社員への啓蒙教育の一環だろうが、

 

社員の間からは、「コンサルタントへの支払いにお金を使うのであれば、社員の給与をあげるために使ってほしい。」という本音の声がちらほら聞こえる。

 

私も大きな声では言えないが、同感である。

 

もちろん、有益な情報ではあるけど、忙しい時などは、仕事を優先したいと思うこともあるし、まして私は外国人でノルウェー語は苦手なので、内容を理解するのに苦痛なときもある。

 

講義の内容は、

  • Roboticsとは何か
  • ロボットがどれほど賢いのか
  • 将来どのように利用されるか

といったもの。

ノルウェー語なので、全ての詳細を理解するのは難しかったが、講師のノルウェー語はとても聞きとりやすかった。

 

中でも、講師が強調したのは、

 

「人の手で仕事をするよりもロボットであれば7倍の速さで正確に仕事ができる」

 

という点。

 

北欧の国々では、新しい技術の導入が早いということは既に、何度となくブログで書いているが、最近の会社の動きを見ると、

 

  • Roboticだけでなく、
  • デジタル化、
  • ブロックチェーン、
  • フィンテック、
  • 人工知能(IA)、
  • ESG投資(環境、社会、企業統治の配慮している企業への投資という意味)
  • 企業の社会責任(CSR)

 

などが「企業が未来に生き残るためのキーワード」として多く登場する。

 

時代に取り残されないために最新の情報や技術をいち早く取り入れるという姿勢は、素晴らしい。

 

でも、だんだん年をとってくると、

 

はて、それだけ効率化して社員はどうなるのだろうか?

 

失業者があふれるのは目に見えている。その人たちにどういう職を与えるのだろうかというのも、企業や国の責任でもある。

 

首にならないのだろうか?という不安が頭をよぎる。

 

コンピューターが人を牛耳り、特殊技能のない人間は取り残されるのか?

 

これも年をとった証拠かもしれないが、どうも守りにはいった身としては、

 

輝かしい未来よりも、どのように生き残れるかということがすごく気になる。

 

とにかく与えられた仕事プラスアルファを見つけて、日々こつこつと真面目に働くしかないのだろうか。

 

こうあるべきという企業モデルを目指して、マネージメントは頑張っているが、その裏で、時代の流れについていけない、少し冷めた従業員たちがいることも忘れないでほしい。

 

そうはいっても、後ろ向きの考えはどうもよくない。

やはり、どう生き抜くかを考えていかなくてはいけませんね。口笛