土曜日は、気温もプラスに上昇。樹氷がきれい!
特にやることもなかったので家族でスウェーデン国境まで買い出しに行くことにした。
スウェーデン国境沿いには、ノルウェー人消費者をターゲットにしたショッピングセンターがいくつかある。私達が行ったのは、Nordby(ノールビー)ショッピングセンター。
物価がノルウェーよりも幾分か安いスウェーデンまで行く買い出し旅行を称して、ノルウェーでは「ハリーツアー」と呼ぶ。
細かい話をすれば、為替も影響する。スウェーデンクローネ10に対してノルウェークローネは9.4というところ。昨年頃はNOK安でSEKの方が少し割高だったので、買い物のうま味が減ったが、ここ最近はやっとNOKが高くなってきたようだ。
ハリーとは、「ダサい、粗野な、品のない、通俗な」というような意味の形容詞として使われるスラングらしい。要するに、言葉は悪いが「安いものを求めていく買い出しツアー」という意味合いがある。
ノルウェー人が大量に買い物をし、スウェーデンにお金を落としてくれる。
一方で、国境沿いに住むノルウェー人がそのスーパーに国境を越えて働きに行き、税金をノルウェーに落としてくれるという。
隣国同士で、持ちつ持たれつの関係だ。
広大な駐車場にある車の多くがノルウェーナンバーだ。
車のない人には、オスロからツアーバスもあるらしい。
中国人観光客は、ここでの買い物がツアーに組み込まれているという話も聞く。
我が家は「ごくごく普通の中流家庭
」なので、このハリーツアーを年に3-4回は行う。ノルウェーが休みの日曜日や、イースター休暇でノルウェーのお店が休みの場合でも、スウェーデンの店は開いている場合があるので、そういう時に行くことが多い。

ガソリン代を払って、外食となると、いくら安く買い物をできたとしても、それほど安上りにならないかもしれないが、暇な週末の娯楽の一つとしてお勧めしたい。
大人はもっぱら、食料品、それにお酒やタバコ等の嗜好品を目当てに買い物をする人が多い。もちろんそれ以外にも、雑貨、洋服、なんでも揃う。
子どもたちはスウェーデンを「お菓子の国」と呼んでいる。お菓子もノルウェーと比べて断然安いのである。
我が家はお酒はあまり飲まないので、乳製品、肉類を中心に買って、大きな冷凍庫に小分けにして保存というのがいつものパターンだ。
来ている客層も、いかにもノルウェー人の中流家庭といった人々が多くて、なんだか落ち着く。