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ノルウェーの学校のシステムや教育方式は、自分が経験してきた日本のものと違いがあり、戸惑うことも多く、最近では、もう子供たちに任せっきりという始末。

 
日本の教育が「知識の暗記」中心であるのに対し、こちらは「調べて自分なりの分析をする」という内容のものが多い。もちろん暗記も必要だが、学んだことを理解し、自分の意見を交えて、それを討論するというような感じ。「答えは決まっていない、自分なりの調査と意見で聞き手を納得させる」という学習方法。
 
今日は、高3になる長女の「歴史」の宿題について。
 
お題は、
「イギリスの首相チェンバレンが行った宥和政策を肯定できる根拠となる出来事を調べて、その宥和政策を擁護しなさい」
 
というもの。
 
ひぇ~、なんじゃそりゃ!びっくり
 
キーワードは、「ミュンヘン会談」「ナチス」「第二次世界大戦」「宥和政策」である。
 
お恥ずかしながら、チェンバレンという名前は聞いたことがあったが、どういう人かも知らなかった。
 
簡単に言うと、イギリスの名宰相と言われるチャーチルの前任となる首相。
 
1938年の「ミュンヘン会談」でヒトラー率いるナチスドイツにチェコスロバキアの一部を与える宥和政策により、戦争を回避しようとした。
 
が、その6ケ月後に、その約束を破ってナチスがポーランドに侵攻することになり、第二次世界大戦が勃発。
 
戦争を避けるための策が結果的に戦争につながった。
 
ナチスの勢力を侮っていたことが失敗につながったため、無能な首相として世に名を残した。
 
娘がよくやるのは、日本語で関連する記事をネットで検索して、それをノルウェー語に書き換える。
 
日本語の情報量の方が圧倒的に多いらしい。
 
ちょっとずるいが、バイリンガルのなせる業。うらやましい!
 
私も少しだけ、勉強になりました。口笛