今回は提供の方法について書こうと思います
書き方や内容に素人感ある所はお許しください🙏
提供の方法は2つあります
・骨髄(骨の中の液を採取)
・末梢血幹細胞(体を流れる血液から採取)
いずれか、またはどちらも大丈夫とするのか
また
患者さんがどの提供を希望しているのか
それによってマッチングが決まってきます
例えば
ドナーさんは末梢血幹細胞の採取を希望
患者さんは骨髄提供を希望
となると
ここでコーディネートは終了になる訳です
私の場合は
私も患者さんもどちらでもOK🙆♀️でした
ではそれぞれの内容を⬇️
【骨髄の提供】
昔からずっと取られている方法で、皆さんも「ドナーといえばこれ」というイメージが強いかもしれません
The手術、という感じになるのでやっぱり構えてしまう部分もあるかも…
怖がらせるわけではないけど
隠すことでもないし
直接聞いたお話を記しますね
●術前の処置
手術の時に自分の血が足りなくならないよう
事前に「自己血採血」を行います
自分用の献血をストックしておくわけです
数回に分けて通院し、行います
●採取の方法
全身麻酔をして、腸骨(ベルトでズボンを留める腰の位置より少し下の部分にある骨盤の後側の骨)に針を刺し骨髄液を吸引します
針はやっぱり太いそうです💦
ボールペンくらいの針で数回から数十回に分けて吸引するそうですが、ドクター側も体力勝負の処置になるそう…(女性ドクターだと術後に倒れ込む方もいると聞きました)
刺し傷としては同じところから採取するので、2〜4箇所ほどになり、時間と共に目立たなくなります
所要時間は全体で2時間から4時間ほど
●入院期間
通常3泊4日
●面談・検査・採取などで来院する回数
7回前後
我が家のYくんは骨髄採取で
Sちゃんに提供してくれました
小さかったので
自己血を取るのが大変でした…
【末梢血幹細胞の提供】
現在8割ほど取られている提供法です(ということもあまり知られてないのかも…)
イメージは成分献血
全身を流れている血液を献血と同じように取り出し、その中から必要な細胞を抽出して後の成分を体に戻してあげる感じです
●術前の処置
白血球を増加させる「G-CSF」というお薬を注射します
これで造血幹細胞が血液中にわんさか増えます
採取前の3〜4日間、1日1〜2回注射
(通院でも可能)
我が家の主人は
我が子の2回目の移植のドナーとなり
この方法で提供してくれました
体感としては
身体が燃えるように熱くなる!🔥
と言っておりました
●採取の方法
「G-CSF」を注射し(当日なしの場合も有)3〜4時間後に採取を開始します
両腕(片腕の場合も有)の静脈に採血用と返血用の針を刺し、分離装置で造血幹細胞だけを取り出し、残りの血液を別の静脈に返します
採取中は針を刺した腕は動かせないので
ジーーっとしている必要があるそう
(これが大変なんだとか)
所要時間は3〜4時間ですが、6時間に及ぶことも
1日目に十分な細胞が採取できなかった場合は2日目も同様の時間がかかることがあるそうです…
●入院期間
4泊5日〜6泊7日程
G-CSFを通院で注射する場合は
1泊2日〜3泊4日程
●面談・検査・採取などで来院する回数
入院してG-CSFを注射する場合
→5回前後
通院でG-CSFを注射する場合
→8回前後
違いを表にまとめたものがあったので
載せておきますね
【私が印象に残ったこと】
●骨髄採取(手術)を選ぶ方が結構いる
入院期間が短いのが1番のメリットのようです
1週間まるまるお休みをもらうのは
現実的に難しいようで…
末梢血幹細胞採取を選択して
G−CSFを通院で注射しても
副作用などで通勤は難しかったり
心配で入院で行ったりのパターンが
多いのかもしれません
あと、末梢血幹細胞は
比較的お手軽なイメージだったんですが
何時間もじっとしているのが
人によって無理!だそう
●骨髄採取の場合、全身麻酔であること
私、帝王切開3回、
筋腫摘出手術を1回受けたことがありますが
全て下半身麻酔だったという経験と
我が子が闘病中
数え切れないくらい行った骨髄穿刺は
低年齢の子は鎮静をかけるものの
高校生くらいからは局所麻酔のため
骨髄採取も半身麻酔とばかり思っていました
昔は半身麻酔だったものの死亡例があり
呼吸管理がきちんとできていれば
防げた事案だそうです
なので
最初から呼吸管理ができる
全身麻酔になったそうです
ドナー候補に選ばれた方は
ご自分の考えや生活スタイルに合わせ
ご家族と一緒に検討した上で
無理なくご選択ください
※※※ おまけ ※※※
先日のバレンタインの日のこと
晩御飯を作っていると
ピンポーン♪
とインターホン
玄関まで出ると
「Yくんに!」と
チョコレートを持った女の子が…
…か、かわいすぎるー!🍫
初めて状況に母もドキドキでした
勇気いっただろうなぁー
ありがとうー