今月は月命日の前日が

母の誕生日で


ちょうどその日に重なったコンサートに

一緒に行ってきた



「何着てく〜⁇」


楽しみに向けて服を考えるのが

懐かしい感じがした



どうも私は

心が壊れてしまってから

何事もタスクをこなすようで

余韻が残りにくいのだけれども


楽しみって

そういう時間も含めてなのかなぁ、と

昔の感覚を手繰り寄せた




トークが超絶おもしろい

笑いが絶えないクラシックコンサート


演奏された中には

バッハの無伴奏チェロ組曲もあった



Sちゃんが

ICUで頑張っていた時

プロのチェリストの方が

動画で送ってきてくれた曲で


眠っている我が子の耳元で

聞かせてあげた



音って


一瞬で

あの時に戻る




ICUの空気



機械の音



目をつぶっている

目の前の我が子




ホールに鳴り響く柔らかな音色に反して

自分の呼吸が浅くなって

動悸が早くなるのがわかる




壊れた心は


楽しみたい自分と

それを傍観してる自分と

あの時に一瞬で引き戻されてしまう

自分のバランスを

まだまだ模索しているようだ



それでも

また来たい!という思える気持ちで

幕を閉じ

帰りは母と

久しぶりのディナーを満喫した



私達くらいの年齢になると

親が完全に元気という方が多分少なくて

母もまた然りなのだが


目の前に居る母と

音楽を聴き、食事ができることを

心から楽しめた1日だった



「今」を過ごしていたってことかな






月命日は

5月の月命日にタネをまいた

植物たちのお手入れをした

【左上:フウセンカズラ】

2割くらいしか発芽しなかった悲しい

この日に摘心

今年こそ

わさわさのグリーンカーテンを目指したい


【右上:ほおずき】

2年目で根がしっかり横に蔓延っているようだ

今年はお盆に向け実をつけてくれますように


【下:あさがお】

SちゃんのもYくんのもすぐ発芽

スクスク元気

グリーンカーテンの一部に任命

フウセンカズラで埋まらなかった鉢に

あさがおを植え替えた



そして

庭のジューンベリー

熟した実を

チビ達が収穫してくれました

手の届くところはすぐとってしまって

Yくんがパパッと

脚立とヘルメットを持って来たものの


妹に取られてる…


なのに

ヘルメットのあごひもを締められず

ギャーギャー騒ぐ妹を

手伝ってやる健気さ…泣き笑い



 Aちゃん

 こんなに優しいお兄ちゃん2人もいて

 本当にうらやましいわ

 1人ちょうだいよ


私が口癖のように言うと



「やだ!!!」プンプン





※※※※※


さらに翌日の

6月5日


薬剤性の心筋症を発症した日



白血病と闘って、闘って

数え切れない困難を乗り越え

やっと日常に戻れると思った矢先の

告知



真っ暗闇のどん底だった



世界は灰色一色で

気持ちはこれ以上なく

打ちのめされていた



 それでも

 なんとか


 一筋の光はないか


 この子の前に伸びている

 道はないか



そうやって

這い上がる気持ちで

このブログを始めました





今も


闘っている親子がいます




がんばってる分

ちゃんと見ててよ

神様




お願いだから

みんなに


当たり前の未来を