先日、こどもを亡くした親の会があった


転院先の病院の会で

医療スタッフを含め

親御さんを代表する方が

開いてくださっている


同じ病棟で子を見送った方

血液疾患の病棟なので

症状も治療内容もみんなよく似ていて

はじめましてでも

ふんわりと会話が噛み合う


何よりお世話になったナースさんの

お顔が見れる機会はとっても貴重


20年前に同じ病気で子を見送られた

代表の方が

参加するたびに

『血液の治療は本当に辛い

 大人じゃ出来ないと感じるほど

 こども達はがんばった』

言ってくださる


結局その日、別の用事ができてしまい

参加はできなかった


地元大学病院で亡くした親の会はないので

何気にこの会を拠り所にしていた



その日、同じ時期に子を見送った友から

『今日、初めて親の会に参加する』

と連絡があった


別の病院だけど、偶然同じ日


コロナで開かれていなかった会が

とうとう再開されたのだ



我が子達は第1波、第2波、真っ只中の

規制が1番厳しい時期に闘い

旅立った



あれから2年

色んなものが元に戻りつつあるのを

斜に構えている自分が居て


でもこういった会が再開されるのを聞くと

元に戻ろうとしている社会を

受け入れられそう



その友が会の後、連絡をくれた


 日々に追われて

 お空の我が子と向き合う時間がなくて

 泣くこともなかなかできなかったけど

 頭が痛くなるほど泣いた


それを聞いて

言葉が適当でないかもしれないけど

本当によかった、と思った



ドクターは違えど

医療者が会の始め

こども達のために

黙祷をしてくれたと


聞いただけで涙腺にきてしまい

心からうらやましく思った


年に一回

医療者が

お空のこどもに祈りを捧げてくれる


それだけで

親は

この上なく

救われるんじゃないかな



私はこの2年弱

いろんなグリーフの会に参加してきて

自分も寄り添う側の人間になれたらと

研修を受け

今いる団体で

会を催す立場にいるのだけれど


医療者にしかできないグリーフケアって

ある気がする



そう思うの、私だけかな…




※※※※※


親の会の日に行ったのは

自衛隊の音楽隊のコンサート

以前申し込んでいたのを忘れちゃってて

当選して


迷った


半年に一回の親の会か

コンサートか



チビ達に聞いてみると

「いく!」

だったので

こどもらが楽しめることを、と

コンサートに行く事に決めた



ホールに向かう途中

我が子がお世話になったある方から

連絡が



「今、出張に来ていますが

 オブジェを見ていたら

 送りたくなりました!」






おぉ…なんとタイムリーなびっくり


「コンサートに行きたい気分だったんだよ〜」


って

言ってくれてるのかなぁ



一部のクラシカルな曲は

我慢できなかったチビ達も

二部のアニソンなどには

食いつくように聴き入っていて


「楽しかったー!」


ちょうど3年前

お兄ちゃんと3人で楽しんだコンサートホールを

満喫して帰りましたとさ




2019.6 コンサートホール ホワイエの一角にて

薬剤性心筋症を発症してすぐ

先生に無理言って行かせてもらった

行って、よかった