春になったら
やりたいことがあった

昨秋
お花の球根や苗を植えた
フワフワ花壇

記録的大雪だった冬を乗り越え
お花達はちゃんと咲いているだろうか




行ってきました




2021春の

フワフワ花壇






「今日、花壇のお手入れに行くよー」

と言うと

 公園に行きたい!
 アスレチックで遊びたい!
 お母さんだけ行けばいいじゃん!

と泣く弟


 そか
 遊びたいか

 Sちゃんの病院のさ
 Yちゃんがお花の苗を選んでくれたさ
 あの花壇なんだけどさ

 ふーん
 いいよ、お母さんだけでいくよ

と子供じみた誘導

「えっ
 あのお花植えた、花だん⁇」

弟、反応した(笑)


結局、家族みんなで花壇に向かう



静かな静かな
大学病院の敷地



休日の外からのルートなら
花壇見に来て構いませんよー、の
連絡を頂き
入らせていただく



クネクネと建物の裏をぬうように歩き

「ここを曲がったら
 花壇が見えるよ!
 あんなにたくさん雪が降ったから
 お花なくなっちゃってるかな
 ぺちゃんこになっちゃってるかな

 さー…
 どうだーーー!」

子供らと一斉に角を曲がると





ちゃんと




春爛漫の花壇が
お目見えしました








「咲いてるー!!
 きゃー!!」(走り出すチビ達)



いやぁ…ほんとに
あんな大雪を経て
またこうして花を咲かせてくれるのが
不思議でしょうがなく

私が心の中で
すごいなーすごいなーを
繰り返していたら
弟がなんだか名言を言っていた


「これはお花のパワーと
 Sちゃんのパワーと
 太陽のパワーだよ!!」


 3大パワーだ、イェーイ!!

盛り上がる

 すごいなー、Yくん
 じゃあさ
 土のパワーと水のパワーもあるかな

と言うと

 5大パワーだ、イェーイ!!

…かわいい…(笑)


あんなに花壇行きに異論を唱えていた弟は
草むしりや小石取り
土を震ってくれたり雑草を運んでくれたり
感心するほど働いてくれた



妹は基本、鼻歌を歌いながら
ぶらぶら歩き回って
時々虫探し、時々土いじり



お父さんは
完全にスイッチ入って
業者の人みたいに草を刈る

しかも花壇周りじゃなくて
リハビリ室から見える
スロープ周りの膨大な草達

「あそこから見るなら
 ここがスッキリしといた方がいいやろ」

なるほど、目線ちゃうなー
↑ここ、歩いて通れないくらいだったのに
こんなんなっちゃいました




草むしりって
無心になる



昔々
自分が高校生だった頃
両親が草むしりをしているのを見て

 何が面白いんだろ

と思ったことがある

世界で1番高校生が偉いと思っていたあの頃
何もすることがない人が
仕方なしにする作業だと思っていた


草むしりが無性にしたくなる時があり
やりだすと時間を忘れていて

大量のお茶碗を洗っている時だとか
鍋のコゲをとっている時だとか
無心になれる時がありがたくて

 草むしりって
 深い

と勝手に昔の両親に想いを馳せる


結局、1時間半も居た

妹の
「もうあつくてムリ!
 アイス食べる!!」
で終了となった今回のお手入れ


ビフォーアフターは撮れなかったけど
すんごいキレイになりました

黄色いちょうちょも遊びに来て
ヒラヒラと楽しそうに飛んでいました


あー

楽しかった



このポージング…



 
その後
約束のアスレチックに行くのだが
お腹ぺこぺこのため
とりあえず病院前のスーパーに行く


ここも
毎日のように通ったところ

1人で行くのは多分無理だったが
みんなで騒がしく乗り込んだスーパーは
楽しくて

主人が
「この入り口のガチャガチャ
 毎回買い物するたびにやって
 Sちゃんにあげてたなぁー…」

初耳エピソードをこぼす

最近仕事が忙しくて帰りが遅く
会話もままならなかったので
我が子の事が主人の口から出ると
ホッとする私がいる


 何あげても
『ありがとう〜』って
 いつもニコニコして言ってくれたなぁ


そう聞いて
我が子の笑顔が浮かぶ



アスレチックも
病院近くの公園なのだが
来るのが辛かったこのエリアも
こうして家族みんなで来ると
むしろ一番ホッとできる場所のような
そんな気がした一日だった











Sちゃん


懐かしい場所を


たくさん歩いたね










今日一日をありがとう