今日は今回の退院で初めて、リハビリ室までお散歩する事ができた。
2か月以上行けてなかったので、我が子は恥ずかしがって行きたがらなかったが、
先生が春に蒔いたひまわりを見に行こうよ!とけしかけると、しぶしぶ納得してくれた。
ドキドキしながら花壇に向かうと…

咲いてる!!
なんと立派な!

外の36℃という気温も体感し、リハビリ室に戻ると、先生方に次々と声をかけられた。

「Sちゃん!久しぶりやなー!」

最初は恥ずかしそうだったが、

「…ぼく、やっぱ来てよかった。」



我が子は、外に出ると色んな人に声をかけてもらえる。小さい頃からそうだった。


子供だし、長い入院生活なので、

声をかけてもらえるのは当たり前なのかもしれないが、

人がこの子に引き寄せられてくる感覚を受ける。


その日の担当看護師さんは、

Sちゃんの担当になると、癒されるわー、

疲れ吹き飛んで帰れるわー」

と結構な頻度で言ってくれる。


一日の我が子の会話を観察してみた。


ずっと闘病を共にしてきたお友達のママにディズニー土産をいただくと、

「わー、ありがとう〜、

暑かったけど大丈夫だった?」


咳が長引いている病棟の看護師さんには、

「大丈夫?咳、少しは良くなった?」


掃除のおばちゃんが、今からお昼を買ってくるわー、というと、

今すごく混んでたよ、

ボクのお弁当あげようか?」


お父さんが、明日は飲み会で来れないよ、と言うと、

「えー、〇〇部長と飲み会なんて、お父さんすごいんだねー!えらいえらい!おつかれさま!」


ばあちゃんが、あ〜ぁ晩御飯何にしようかなーと悩んでいると、

「おかあさん、ばあちゃんに料理の本を買ってあげるのはどうかな?」

と寝る前まで思い付いたように言う。


いつも人のことを考えている。


すぐ文句を言う私とは正反対

(確実にお父さんの血)


我が子は、おかあさんはたくさんの人に話しかけられてすごいねー!と言うが、

それは、君がいるからである。


みなさんとの御縁は

間違いなく君の不思議なパワーが引き寄せているのだよ。


ボクは病気で、人の役に立てない。

ボクは何のために生まれてきたの?


と、我が子は時々言う。


いやー…お母さん、40年以上生きてきたけど

あんたみたいな人間になかなか会ったことないけどなあ。


気づけば、

Sちゃん!

振り向けば、

Sちゃん!


居るだけで癒される存在。

なんかわからないけど、また会いたくなる存在。


君の類いまれなる不思議パワーは、

知らないうちに、いろんな人をなごませて

癒して、その人たちのパワーになっている。

言うたら、あんたは世界を救えるんじゃないか⁈

親バカだけど、

お母さん、それくらいに思ってるヨ!


だから…私は伝えた。渾身の想いを込めて。


「Sちゃん、

そこに居てくれるだけで、

いいんだよ。」


すると、我が子は答えた。








「そんなの、ヤダ!!」


…おっと。

思春期に片足つっこんでますなぁ。



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今朝、いつも応援いただいているブロガーさんご姉妹から、その方のブログを通して、我が子へ歌のプレゼント(動画)がありました!!


この上ない驚き!&喜び!

ご姉妹の溶け合うような歌声にうっとり…


本当にありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))