リノベーション。
最近は当たり前のフレーズとして聞くと思います。
しかし未だ「リノベーションって何?」とのご質門もあります。
以前は「リフォーム」と一般的に言われていました。
今でもまだまだ一般的でしょうか。
カリフォルニアに50年?程住んでいた叔母に、私の仕事の話をした時、
「リフォーム」って言葉のニュアンスはおかしい。と言われました。
それ以来、叔母のアドバイスで言われた「リモデル」という言い方をしばらく使っていました。
その後リモデルというフレーズもだいぶ聞くようになりましたが、普及した感じは残念ながら薄いです。
totoの便器で「リモデル便器」(配管の設置状況に対応できる商品)なんてネーミングの商品は今もあります。
リノベーションの雄として各方面でご活躍の大島芳彦氏は、
「リノベーションとは、リ・イノベーション。つまり革新を意味します」
という旨を言われていました。
現状回復的な、やり直し工事をリフォーム、
建物の機能の回復、価値の向上を主とした工事をリノベーション。
という解釈で当社もリフォーム、リノベーションをやらせていただいております。
リノベーションは、時には「増やす」「足す」ではなく、
「減らす」「取り除く」様な作業をする事もあります。
建物の立地やコンディション、周辺環境等を観察、分析し、
時には建物の機能過多になっていた要素や、負担過多になった物を取り除く事もあります。
建築時の時代背景的に、無理にファミリータイプに仕立てられた2DKの間取りを、
広い間取りの1DKに変更したりなどは、最近のニーズに合わせた多いパターンです。
現在、2階建て木造住宅のフルリノベーションをやらせていただいております。
工事前の現況調査で玄関とダイニングに雨漏れの痕跡がありました。
雨漏れ工事は長年大規模なものから軽微なものまで数多くやらせていただいており、
雨漏跡でおおよその見当はつきます。
今回は一時的な雨漏れの跡ではありましたが、量が多い感じの跡でした。
早速外部を調べてみますと、屋根上のバルコニー躯体接続部が腐食しており、
しかもバルコニー自体の重量が建物に負担をかけている様でした。
余談ですが、3、40年前に流行った屋根上に設置するソーラー湯沸かし器も、
同様の支障をきたす場合があります。
雨漏りだけではなく、地震時の耐久にも支障をきたすので重量には注意が必要です。
建築物は建築基準法に基づき積雪の荷重も加味しての構造計算をしますが、
ステーの様な、局所的に大きな重量がかかっても大丈夫な様にはなっていません。
ウォーターベット、ピアノなども補強がないと建物に負担がかかります。
アロアナ等の大きな水槽は、特にマンション等の共同住宅は気をつけたいところです。
今回の現場も、一見屋根付きの便利なバルコニーではありましたが、
これを機に思い切って撤去いたしました。

腐食箇所を補修し、軽やかなイメージに塗装しました。

屋根はエンジでしたが、二階の瓦のイメージに合わせてグレーにしました。
建物も喜んでくれてるといいのですが。

そんな妄想をしつつ工事は進んでいます。
今回も乱文乱筆でしたがご容赦ください。
また進捗を報告させていただければと思います。