ある夜、
寝る前に、
俊輝がピンクのビニールボールをもって来た
俊輝がニコニコ顔で
「やろう
」
と。
狭い部屋で
二人でバレーボールした
次の日
また夜寝る前に
俊輝がビニールボールを持ってきた。
そして
「やろう
」って言う。
正直
ちょっと面倒くさいな~って思った
そして
次の日も
次の日も
そしてそれから毎晩続いてる
ある夜ふっと思った
俊輝と夜のバレーボールしている時
気が付くと
私は
「はい!」とか
「あ!」とか
言って集中している
気が付くと
私、声出して笑っている
先日なんて、
3回続けて俊輝の頭にボールが当たり
思わず爆笑してた
一日の最後に
ちょっとだけ身体動かして
そして笑顔になっている
このバレーボール
いきなり終了する
ある程度やったら
俊輝がいきなりボールを抱えて
まるで武道のようにお辞儀をする。
それで終了
この頃は
始まるとき
終わるとき
2人で武道のようにお辞儀する
最初は面倒くさいと思っていたけど
ほんの短い時間だけど
とても小さなことだけど
今では一日の終わりの
ちょっと楽しい憩いの時間
「ありがとう」
今夜もバレーボールに来るかな~