第2話
小学生の母親として、また妻として、
ごく普通の生活を送っていた主婦の野口さつき(稲森いずみ)。
しかし5年生の息子・智也(嘉数一星)が、
小沢聖子(板谷由夏)の息子・
清貴(佐藤詩音)を殺害した罪で警察に保護されてしまった。
淡々と殺人を認める智也に、さつきと夫の和彦(山本太郎)は
「なぜうちの子がこんなことを・・」
「自分たちの育てかたが間違っていたのか・・」と悩み苦しむ。
いっぽう聖子もまた、
ニュースで小学生が犯人だという事実を知りショックを受けていた。
だがなによりも聖子を苦しめていたのは
「私がランチのために15分家を空けなければ、
キヨタンはいなくならなかった」という、
母親としての責任と後悔の念だった。
見えないキヨタンにあやまり、話しかける聖子の様子を、
娘の美帆子(川島海荷)や夫・秀昭(佐野史郎)は心配する。
やがてさつきと和彦のマンションにはマスコミが殺到し、
ドアに落書きがされるなど、嫌がらせも相次ぐようになる。
そんななか清貴の告別式が行なわれ、
さつきは喪服を着てこっそり参列する。
「清貴を殺さないで欲しかった」
という遺族の悲しみに触れたさつきは、
いたたまれなさに地べたに座り込んでしまう。
そんなさつきに智也の事件を担当する家庭裁判所の調査員・
富田(田中美佐子)が声をかける。
自身も小学4年生の息子の母である富田は、
智也の心のうちを聞き出そうとしていた。
富田は堅く心を閉ざした智也に気さくに温かく接し、
智也も少しずつ心を開いていく――