人気音楽ユニット「ドリームズ・カム・トゥルー」の
全国ツアーが15日夜、さいたまスーパーアリーナ
でスタートした。
事実上の結婚生活を送っていた映像ディレクターの末田健さん(享年33)を昨年9月に亡くした
ボーカルの吉田美和(43)は、
昨年大みそかのNHK「紅白歌合戦」以来の公の場。大歓声に「頑張れるような気がする」と笑顔を見せた。
アンコールで登場すると超満員1万6500人から
割れんばかりの拍手が起こった。
喝采は約20秒も鳴りやまず、吉田は涙。
「ちょっと頑張れるような気がするんだよ。
これが今の私のみんなへの気持ちです」。
振り絞るように話した。
大声援に励まされた。開演時には手拍子で迎えられ号泣。「お帰り~」の声援が飛び交い、吉田は
「お返しといっちゃなんだけど、
きょうはみんなと一緒に笑って泣いて、
笑いたい。ちょっとだけ幸せにしちゃうからね」と
呼びかけた。
ドリカムの公演は昨年9月23日以来。
末田さんが亡くなったのは、
その3日後の同26日だった。
パートナーを失ったショックは相当大きく、
昨年の紅白歌合戦のリハーサル中にはステージ上で親交の深い和田アキ子(58)と泣きながら抱擁。
今年は4作のシングルを発売したが、
これまで歌番組には出演せずライブ活動も行って
こなかった。
それだけに吉田の精神状態を心配する声も
多かったが、
序盤の大歓声を受けて吉田らしいスマイルも復活。約2時間半、元気いっぱいに跳びはねて熱演し、
客席から見守った両親も安心させた。
相方のベーシスト中村正人(50)は「ライブができて一番うれしいのはオレなんだよ」と大喜びだった。
今ツアーは冬恒例のイベント
「ウインター・ファンタジア」として企画。
待望の吉田復活とあって、
来月24日までの全9公演のチケットは発売から
数分で完売した。
新曲「連れてって 連れてって」を初披露したほか
「SNOW DANCE」など冬をテーマにした楽曲を
中心に構成した。
来年3月にはデビュー20周年を控え、
精力的な活動が期待される。
ファンのぬくもりに傷を癒やされた吉田は、
深々と頭を下げてステージを締めくくった。
