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【yoga哲学ってどんな本を読んで勉強するの?】

よく質問されるのですが、
「(yoga哲学系を学ぶのに)どんな本を読んだらいいですか?」と聞かれます。

これ、先に言っときます。
「どれでも良し!!!」です。
いや本当にどれでもいいので、
お好きなのをお好きなだけ読んでください。

以上、終わりです。



ただし、もし質問がこうであったならば、
話は違います。

「どの本から学んだらいいですか?」

これを聞かれたら、
私はまず時計を見ます。
膝付き合わせて伝えるのに何分使えるか確認しますね。
そして、私ならこう言います。
タットヴァボーダです」


「最初の質問と何が違うん?」
と首を傾げる方も多いでしょう。


yogaの本(聖典)は、読むものではありません。

100歩譲ってヨーガスートラの解説本(現代人のヨーガスートラやインテグラルヨーガetc.)ですら、一人で読むものではないと思うのです。

何故ならば、私たち日本人にはベースとなるヴェーダの理解がないからです。

皆さんは、数学の教科書を「読みます」か?
無類の数学好きであればともかく、
数学の教科書は「先生の解説を聞き学ぶ」ものです。

しかも、この例えでいくならば、
ヨーガスートラの解説本を独学で読む場合、
小学校6年間で習う算数を全部すっ飛ばして、高2B(下)の教科書を読んでいるようなものです。


私は昔、英語で習いました。
“The early bird catches the worm.”

「ヘェー、素早い鳥が虫獲れるのかー(→速いと早いも間違えてた)、まぁダーウィンの進化論的な話かな。さっさと虫獲れるから生き残れる的な。キリン首長いのだけ生き残った的な。私、かしこいわー」


単語が読めたって、ことわざというその世界観のバックグラウンドを知らなければ、こうなってしまうのです。
この文章の意味は全く掴めてませんし、むしろ勘違いです。

「ねぇ、知ってる?この文はアメリカの鳥の進化論を説いてるんだよね」なんて言っちゃっていたら、、、考えるだに恐ろしいですね。

でも、yogaの話となると、似たような現象が起き易いのも事実ですし、読んでるだけだと結局は不安なんですよ、確固たる理解のないが故に。


まずは、ヨーガが示す世界観を理解しましょう。

言葉におけるバックグラウンドや言葉一つ一つの意味を
勘違いなく丁寧に捉えることが重要です。

そのためにヴェーダとヴェーダーンタの基礎が書かれている「タットヴァボーダ」から学ぶことをお勧めします。



私自身はヨーガスートラ独学から入った身なので、
本当に混乱したタイプです。
今となっては、学びが統計立てられるところまでは来たので、それもそれでよかったと思いますが、
やっぱりタットヴァボーダを先に学んだ方が分かりやすいなぁと思います。


タットヴァボーダは、
真実の知識」という意味。
どれが本質、とか、あれが真実、とか、
自分でジャッジする前に、まずはタットヴァボーダを一緒に開いてみませんか。

yogaの世界観がシンプルにマッピングされていて非常に「読み応え」のある
小さな小さな書物です。


ガワの外から哲学のジャンルを眺めている人よ。
あなたのタイミングで、飛び込む時が来たよ?