ここに幸の花を ②
「恩納村の核ミサイル基地が『世界平和の碑』に生まれ変わる前、池田先生は、発射台跡に作った部屋に入り、『巌窟会館』と名づけられました」(桃原正義)。池田が恩師・戸田城聖とともに読んだ小説の一冊に、アレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』───巌窟王──がある。戸田は、獄死した師・牧口常三郎との日々を描いた小説『人間革命』で、獄中闘争を貫く主人公を「巌九十翁」と名づけている。
池田が「巌窟会館」と名づけた部屋には今、「沖縄戦の絵」が展示されている。中国からも見学者が訪れるようになった。
その一角に、次のような池田の詩が掲げられている。
<戦争ほど残酷なものはない
戦争ほど悲惨なものはない・・・・・
──それは 沖縄が
あなたたちの悲願が
喚起せしめた
我が生命の叫びなのだ>
<ああ 沖縄!
忍従と慟哭の島よ
誰よりも 誰よりも
苦しんだあなたたちこそ
誰よりも 誰よりも
幸せになる権利がある
そうなのだ
ここに安穏なくして
真実の世界の平和はない
ここに幸の花 咲かずして
人の世の幸福はない>
幸福の綴──「いくさやならんどー」(2) 連載終了