民衆こそ王者ー池田大作とその時代 「友よ強く」──働き学ぶ誇り(3) 9 | EIKOの気まぐれ闘病日記

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 「創価学会の世界に学歴は関係ないよ」 ②


 「大学へ」──この池田の指導に触れて、自らの人生の道を広げた人は数知れない。言うまでもなく、大学に行くこと自体が目的ではない。進学を通して自らを人一倍鍛えてこそ価値が生まれる。

「高卒には人間的に信頼できる人が多い。中卒には仕事ができる人が多い」。かつて池田はこう語ったことがある。大学を出たために傲り高ぶり、民衆を見下す人間もいる。大学に行かなかったからこそ、いぶし銀の実力を身につけた人間もいる。創価学会という「校舎なき総合大学」をつくりあげるなかで、数えきれない人々と会い続けてきたがゆえの一つの見識である。


 建具職人の家に生まれた花岡利雄(東京・江東区、総区主事)は中学二年の冬、幾つも病気を併発して寝込んでしまう。

「医者には結核をはじめ、合計七つの病名を告げられました。それが内申書に響いて、昼の高校には進めなかった」。

 都立第三商業高校の定時制に進み、東京の木場にある材木市場で働いた。

「そのころ、男子部の先輩からガリ版刷りの『友よ強く』を見せてもらい、『俺にぴったりの詩じゃないか』と思って書き写しました」。