民衆こそ王者ー池田大作とその時代 青年の譜(9) 「大阪事件」(3) 23 | EIKOの気まぐれ闘病日記

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   一杯の水 ③


 最後に登壇した戸田は「会長質問会」を開いた。「思うままに私に聞いてください」と語りかける戸田に対して、たくさんの手が上がった。検察の態度に納得できないという質問には「(検察は)けしからん!」と応じ、大新聞をはじめとするマスコミを強烈に批判した。

 

 戸田の悠然とした質疑応答に安心した参加者からは、「勤行の順番について」「供養の精神について」など、ふだんの信仰をめぐる質問が飛び出した。少々場違いな質問にも、戸田は笑いながら一つずつ丁寧に答えた。


 質問会を終えて演壇から離れた後、戸田はもう一度マイクに近づき、「こっち(=事件)のことなんか心配しないで、自分たちが幸せになりなさいよ」と参加者に呼びかけた。怒りや不安に左右されることなく、信仰の王道を進むよう、戸田は念を押したのである。何度も場内を揺らした拍手がもう一度、公会堂に響いた。