出会いのヨーロッパ⑯          空港で偶然の再会 | EIKOの気まぐれ闘病日記

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このブログは、日蓮仏法の信心を根本に、双極性気分障害と闘うEIKOのブログです。日々の出来事や家族のこと、創価学会や池田名誉会長のことを書いていきます。
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 フィリピンのニノイ・アキノ空港。同国外相のシアゾンが、貴賓室に駆け込んできた。授与式から二日後、池田会長一行が搭乗便を待っている。

 シアゾンは駐日大使の経験があり、日本語も堪能である。

「スペイン国王の飛行機が遅れており、国王一行も貴賓室に入られます」

 外相が国王を先導してきた。

「おお、あの時の!」

 フアン・カルロスのほうから気づき、相好を崩した。ワイシャツ姿の、くつろいだ姿だった。

「今、こんな格好なので、すぐ背広を着てきます」

「いいえ、どうぞ、そのままで。気さくで英邁なスペイン国王のご訪問を、フィリピンの各界の人々は、本当に喜んでおられました」

 国王は日本語で答えた。

「ドウモ、アリガトウ」

 一同、哄笑の一幕となった。


 キアンパオの姿が見えない。空港に向かう途中で交通渋滞に巻き込まれていた。

「何とかならないのか!」

 ドライバーも困惑顔である。時間は刻々と過ぎていく。とうとうフライト時刻を過ぎてしまった。

「なんてことだ」。歯ぎしりをした。

 皮肉にも渋滞原因は、スペイン国王警備のための、交通規制によるものだった。だが、空港で国王と会長が鉢合わせとなり、再会できたことを知る。

「そうか!それはよかった」

 後悔などすっかり忘れ、会長が飛び立った空を仰いだ。