日蓮大聖人は「立正安国論」を北条時頼に提出され、国家諫暁をされましたが、大聖人の仏法を国教にしようとしたのでありません。
苦悩にあえぐ民衆を救うためには、正法を人々の心に打ち立てて、社会を根底から変えるしかないとの思いからでした。
大聖人御在世当時の鎌倉では、極楽寺良寛や建長寺道隆などの、鎌倉諸大寺の僧等が、権力者に巧みに取り入り、私利私欲を貪り、保身を図ることに終始していました。
国中の人々が念仏を唱え、正法に背いているために、諸天善神が、日本国から去ってしまったと仰せになっています。
諸天善神は、法華経に説かれる、後霊鷲山会で薬王菩薩や普賢菩薩などの大菩薩とともに、諸天善神が、釈尊滅後の法華経を流布する法華経の行者を守護する事を誓っています。
梵天・帝釈・日天・月天・明星天・天照太神・八幡大菩薩・鬼子母神・十羅刹女などがあります。
諸天善神の働きは、宇宙生命それ自体に具わる(そなわる)もので、私達の生活に具わる根本の悟りの生命が、諸天善神の働きを呼び起こします。
信心の強弱によって、諸天善神の守護が強くも弱くもなります。