主演を務めさせていただいた、
舞台ペトリコールが12月8日、
無事に終幕しました!


観に来てくださった方、
応援してくれた方、
ありがとうございました。


震災後の東北地方で暮らす高校生達の青春の物語で、
わたしが演じた奉郷美里は、
地震による津波で両親が波に拐われていて。。


わたしは愛知県から東京へ越してきたので
大きな地震や津波に襲われた経験はありません。
今は離れて暮らしているけど、ずっとわたしを応援して見守ってくれている両親もいて、、
美里が抱えている苦しみや恐怖を理解し表現することは難しくて、なにより、今までに震災を経験した方がこの作品を観た時どう思うのか不安で仕方なくて。

震災経験のあるキャストさんからお話を聞いたり
当時の映像を見たり、お稽古をしていても急に泣きたくなってしまう、そんな毎日を送っていました。

でも稽古場はとても明るく、時には厳しく、
毎日が本当に青春そのものでした☺︎


8年前わたしは中学3年生だったので高校受験を、
3つ上の兄は大学受験を控えていて、
震災があったあの日、兄と母は受験のため東北地方に向かう新幹線の中にいました。
新幹線が止まり、歩いて一番近くの学校の体育館に行ったそうです。
数日間父と二人の帰りを待っている間、ニュースばかり気になってしまって勉強も手につかなかった記憶があります。
もう少し早く二人が家を出ていたら…考えるだけで本当に怖くて、無事に帰ってきたときは本当に安心して、当たり前のように毎日聞いていた「ただいま」の言葉が特別な言葉に聞こえました。

そういえば
お父さんが入院してて久しぶりにお家に帰ってきたときも、入院前は喧嘩したりお父さんなんて嫌いだって思ったりしてたのにすっごく嬉しかったなあ。


 
あれから8年以上経ち、
何気ない日々を送れている今、忘れがちだけど、
もう一度、当たり前の毎日が特別な日々の繰り返しであることをこの作品を通して思い出せました。



皆さんにも伝わっていたら嬉しいです。




これから生きていく上で
辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、
たくさんあると思うけど
そんな時は自分が美里として舞台の上で叫んだ最後のセリフを思い出して、前に進んで行きたいなあ。


あとは大好きな家族から離れて
夢を叶えるために上京してきたわけなので、
1日1日を大切に自分を磨いていこうと思います☺︎

感動してもらう事、笑顔になってもらう事も大切だけど、忘れてはいけないことを伝えていく事も役者の仕事だと思うので、もっと技術や感性を磨いて、お芝居の仕事を続けていきたいです。


(キャスティングしてくださったお兄ちゃん役の亮さん!チャレンジしたことのない役にチャレンジさせてくださってありがとうございました!!!)





この1年ヤヌスの鏡や世にも奇妙な物語など
連続ドラマや昔から見ていた地上波の番組に出られて少しずつですが夢や目標に近付けた気がします…

3作品連続で高校生役をやらせていただいて
たくさんかわいい制服が着られて嬉しかったです笑


3日後24歳になりますが、
小さな身長や特徴的なこえを武器に、
まだまだ若い役もやりつつ、大人な役にも挑戦していきたいです٩(ˊᗜˋ*)و

約一年ぶりくらいのブログですし、
長くなりましたが、
これからも応援よろしくお願いします(^-^)






八角瑛子