この年の4月、私は無事子どもたちとともに年長へ持ち上がりました。

 

 

 

2011年2月、思わぬ話がありました。

 

『現場で担任したいです』

 

とてもありがたいお話でしたが、主任をすると私は担任から外れる。

 

私の口から出た言葉は

 

「お断りします」

 

「とにかく、1週間考えて答えを下さい。いい返事を待っています」

 

組織の上からありがたい言葉でしたが、1週間考えても私の中の答えは変わりませんでした。

 

「こんないい条件を断る人はいないよ!」

確かに、とてもいい条件でしたがど〜しても年長をしたかった。もちろん、その時に年長に

持ちがれる保証は何もなかったけれど,彼らの卒園を見届けたかった。

 

結果的に私は年長に持ち上がり、子どもたちとともに宝がたくさん出来ました。

あの日々があったおかげで今の私がいます。

もしあの時、主任を受けていたらあの数々のドキュメンテーションは生まれませんでした。

レッジョ展にドキュメンテーションを出すこともなかったかもしれません。

 

もちろん、違った道が開けていたのでしょうが、

 

あの時、私が選んだ道は正しかった😊

 

断ったことを知った周りはびっくりしていたし、もったいないと言われましたが

それでもやはり、あの時、私が選んだ道があってことその今だと思います。

 

最後の年長、本当に楽しかったです。

ドキュメンテーションをつくるのが楽しくて楽しくて仕方なかった日々でした。

 

 

人生の中で、選択肢がある事ってありがたいと思います。

悩みますが・・・決めても悩みますが・・・

でも、あの時の私は迷いはありませんでした。

自分のやりたいことがしっかりとあったんだなと思います。

 

今の私は?!

 

自分の軸がぐらついていることがいます。

一歩出ることが怖いことがあります。

考えすぎることがあります。

やってみないとわからないと子どもたちにいうのに、自分はどうなんだ?!

 

それでも、一歩出てみたらその道を楽しもうと思います。

 

22日から始まった新しい職場、今までの経験を生かして

できることを一歩ずつ目の前のことを一つずつ

楽しんでいきます。

 

10年前、あの時の私は潰れてしまって出来なかったけれど

同じような状況のところへ飛び込んだ。

その一歩を踏み出すまで半年かかった。

 

きっとやり残した課題、もう一度神様がチャンスをくれたのかな。

今なら、少しずつできる気がします。根拠のない自信😄