中世ヨーロッパの時代に遡ると、各国において土着語である英語や
ドイツ語、或いはフランス語だけを話す一般庶民と、それに対して
万国共通の普遍的な言語として認識されていたラテン語を活用する
『グローバルエリート』に分かれた格差社会が見受けられます。
(土着語というのは日常的に使用する民衆語や現地語のこと)
当時のカトリック教会はラテン語を公用語としており、常に聖書も
ラテン語で記された物を使用していました。(庶民は読めない)
つまり文化や芸術、科学や医学などの知識は全てラテン語なため
一握りの知識層だけが堪能できる占有物でした。やがてカトリック
教会が堕落すると、ルターやカルヴァン等による宗教改革が起こり、
聖書の内容はラテン語から各国の土着語に翻訳されたのです。
一般大衆の生活にも知識の泉が湧き初めて、宗教だけに限らず様々な
分野の翻訳が発展した事により、各国の土着語による抽象的な思考を
可能にした『国語』へと進化します。(ヨーロッパ全体の活性化)
カルヴァンはエラスムスによる『人文主義』の影響を受けており、
「魂の救済を得られる人は予め神により定められている:予定説」を
主張して、現代資本主義の基礎をも構築してますが、宗教改革の当時
ルターとは対立しており、現代ではアメリカ合衆国にカルヴァン思想
の流れを汲む宗派が多数存在しています。共和党の支持基盤でもあり
日本では福音派と総称されますが、元々のカルヴァン主義というのは
異端扱いでしたから、プロテスタント系でもルターとは異なります。
近年においては、日本社会を英語化する政策が加速していますが、
国際競争力の向上という名目の元に、例えば企業内で社員同士が
英語で会話するという習慣があるとも聞きます。学校教育では既に
小学生の子供達が早期英会話の波に乗せられており、客観的に眺めて
いる部外者の私としては、些か子供達が居た堪れないですね。一見
すると耳触りの良い『グローバル社会』を推進する声に、決して私は
賛同出来ないし、寧ろ世界統一政府の樹立に向けた仕掛けであると。
EU(欧州連合)構想の先駆けであり創始者でもある『カレルギー』が
提唱したのは「汎ヨーロッパ主義」でした。これは欧州全体各国を
統一的に捉えて、関税や通貨、出入国や労働許可、福祉や防衛など
多岐に渡る分野に共通の規制を設けるという思想です。つまり国境の
垣根を失くす事が前提なわけですが、現在の世界情勢を眺めてみれば
複雑な懸念要因を孕んでおり、著しいのが欧州の各国地域で発生して
いる移民問題です。テロリズムや排他的な格差社会を増幅させます。
注:汎ヨーロッパ連合の旗(シンボル)はケルト十字 = 悪魔崇拝
中世アイルランドにおけるキリスト教改宗は『ドルイド』が中心
ケルト文化の影響を反映する形で 偽キリスト教化しています
興味深い事柄としては欧州議会の主要な建造物が「バベルの塔」の
形状に似ており、フランス人の有名な女性政治家の名を付けた
『Louise Weiss Building』。このビルは1999年竣工で、現在の
オランダに位置する16世紀ブラバント公国の画家『ピーテル
ブリューゲル / Pieter Bruegel』の描いたバベルの塔(1563年頃)
を模したデザインに仕上がっており、そこで旧約聖書を紐解くなら
バベルという町を築いた人物は『ニムロド(創世記10章)』です。
ニムロドは神に背いた者で、以下は旧約聖書より引用しています。
クシュにはまた、ニムロドが生まれた。ニムロドは地上で
最初の勇士となった。彼は、主の御前に勇敢な狩人であり、
「主の御前に勇敢な狩人ニムロドのようだ」という言い方がある。
彼の王国の主な町は、バベル、ウルク、アッカドであり、
それらはすべてシンアルの地にあった。 (創世記 10:8-10)
例えば有名な芸術作品、ダンテの『神曲』においてニムロドは
巨人の姿で登場しており、地獄の第9圏で裁かれます。加えて
ニムロドの誕生日は「12月25日の日曜日」であり、バビロニアの
大安息日。つまり世間で毎年のように行われる クリスマス は
イエス.キリストとは無関係であり、実はニムロドの生誕を祝う日。
Merry Xmas の「X」という十字は二ムロドの象徴的シンボルです。
『Magical or Merriment Communion with Nimrod』= Merry Xmas
カトリック教会系で顕著なマリア崇敬の起源もまた、ニムロドの妻
『セミラミス』に求める多くの論説が存在していますが、後述する
ニムロドが建設した国(バベル)の宗教が後のカトリック教会に
引き継がれて、セミラミスを信仰する女神崇拝(マリア崇敬)へと
繋がり現在に至ると。更に言うならば、ハロウィンの起源である
『ドルイド教』の残酷な生贄儀式ですが、これは古代『ケルト』に
起因しており「サーウィン」と呼ばれ、ニムロドの別名なのです。
※ 『アタナシウス派(初期偽キリスト教)』→『ローマカトリック』
即ち欧州議会の建物を創世記に描かれた通りに解釈するならば
「実現不可能な計画」という事になり、更には『グノーシス主義
(反宇宙的二元論)』思想が垣間見られます。その一派にあたる
『マニ教』は『ヘレニズム(古代ギリシャ)』の影響を受けており、
後述する『ゾロアスター教(善悪二元論)』をも採用しています。
ゾロアスター教の起源が上記の『ドルイド教』なため、典型的な
悪魔主義ですよね。これが世界統一政府の根底に流れる思想です。
※『グノーシス主義』=『新プラトン主義』=『ヘルメス主義』=
『太陽崇拝』=『ピタゴラス』=『ゾロアスター教』=『道教』
=『アリストテレス(形而上学)』=『輪廻転生(起源はヴェーダ)』
旧約聖書の創世記11章を、以下に引用しています。
世界中は同じ言葉を使って、同じように話していた。
東の方から移動してきた人々は、シンアルの地に平野を見つけ、
そこに住み着いた。彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」
と話し合った。石の代わりにれんがを、しっくいの代わりに
アスファルトを用いた。彼らは、「さあ、天まで届く塔のある
町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされることのない
ようにしよう」と言った。主は降って来て、人の子らが建てた、
塔のあるこの町を見て、言われた。「彼らは一つの民で、皆一つ
の言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。
これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。我々は
降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が
聞き分けられぬようにしてしまおう。」主は彼らをそこから
全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。
こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで
全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを
全地に散らされたからである。 (創世記 11:1-9)
つまり欧州連合(EU)というのは世界統一政府の縮小版であり、
かつてのギリシャ経済危機を思い起こせば、成功事例よりも寧ろ
庶民感覚で眺めた限りでは不安材料の方が顕著であり、決して
前向きな構想としては受け入れ難いと感じます。イギリスの経済
学者によれば、途上国における経済成長率がグローバル化の開始
以前よりも低下しており、更にフランスの歴史人口学者によると
近年のグローバル化による疲弊が世界中で著しく増加していると。
※ 『ECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)』→『EEC(欧州経済共同体)』→
『EURATOM(欧州原子力共同体)』→『EC(欧州共同体)』→
『EU(欧州連合/1993年)』(スイスは永世中立国)(イギリス脱退)
更に付け加えるなら、世界金融に関しても同じ事が言えるのです。
世界各国の中央銀行を束ねる国際決済銀行(BIS)という存在。
この銀行は元々1930年に第一次世界大戦で敗戦したドイツの賠償金
の支払いを統括する機関として創設されており、本部はスイスの
バーゼルに在ります。この金融機関を代々受け継いで取り仕切る
財閥が『ロスチャイルド(パリ家)』です。ちなみに先程の欧州
議会の建造物と同様に、国際決済銀行(BIS)もまたバベルの塔。
国際決済銀行(BIS)は中央銀行の決済機関として機能しており、
中央銀行が商業銀行に果たす役割と同様です。BIS は世界で最も
強力な金融機関ですが、民間有限会社である為に株式の75%は
中央銀行が所有しており(中央銀行が私企業である以上、BIS は
個人の所有物)残りの25%は商業銀行と個人が所有しています。
つまり少数の個人投資家が莫大な貨幣を支配していますね。
先述したドルイド教神官の末裔が『ロスチャイルド』であり、
ロスチャイルド家の紋章というのは、中世ヨーロッパにおける
『ハプスブルク家』が授与しています。フィレンチェの銀行家
『メディチ家(ルネサンス期)』の後継が『ロスチャイルド家』。
視点を変えるなら、秦の始皇帝の末裔である『泰氏』という人物が
ゾロアスター教の神官であり、大和朝廷の建設に加えて神道や道教
を日本に伝道。靖国神社の創立に携わった明治天皇も道教の信者。
天皇制の祖師は道教を築いた『老子』であり、老子(李耳)の名は
『李家(李氏朝鮮)』が由来しています。古代インド『密教』の起源
もまたドルイド教であり、ウパニシャッド哲学(古代インド)から
派生したのが『仏教』や『ヒンドゥー教』で、やがて密教となり
『チベット仏教(多神教との融合)』を経て唐代の中国に渡ります。
それが『真言宗』という形で『空海』が日本に伝道したのです。
島津家 (薩摩藩 = 鹿児島県) と毛利家 (長州藩 = 山口県) は
共に『田布施一族』であり『李家(李氏朝鮮)』の血筋。明治維新
(幕府崩壊) の指導者『伊藤博文(初代首相)』は毛利家 (吉田松陰)
の私塾の学生で『大室寅之祐(明治天皇すり替え)』を神として謳い
日本に君臨させた人物。大日本帝国憲法の創立者ですね。要するに
日清戦争や『李鴻章』の訪日、下関条約などの交渉も茶番劇であり、
当時の朝鮮は両班 (科拳官僚 = 朱子学の思想) が顕著でした。
(参考記事)
儒教 (朱子学の起源) の創始者は『孔子』で、かつての李氏朝鮮
時代に蔓延していた思想です。つまり残虐な身分制度を支配者層が
設けては、国民達を支配していた紛れもない歴史が刻まれています。
先述した『ドルイド教徒』の末裔達が現在の日本をも支配しており、
一見すると無関係に思える西洋の財閥とは遠い昔から密接な繋がり
を帯びているのです。(古代ケルトから現代に及ぶ悪魔崇拝の理念)
即ち、李氏朝鮮の血筋が現在の日本を統治している事の証明です。
そこで、若い頃の私は日本文学作品も数多く読みましたが、
どうも英語を学ぶ事に関しては昔から拒否反応を起こします。
海外文学作品においても全て日本語に翻訳された内容に親しみ、
つまり脳が英語に反応しないのです。日本という国に生まれて
日本語という自然言語を日常的に活用してきた私としては違和感を
覚えるわけで、文学国語から得られる芸術というのも、決して英語
表現では紡ぎ出せない日本語特有の繊細な情緒なり趣があります。
ちなみに音楽の記事 (画像) に載せている女性ヴァイオリニストの
『奥村愛』ちゃんは外国語を話せません。生まれが『オランダ /
アムステルダム (7歳まで過ごした)』ですが、オランダ語も話せな
いそうです。西洋クラシック音楽は専門用語として、ドイツ語や
イタリア語の表記が多いため、単語程度の理解力は必要ですが、
この私も長文を日本語に訳す事は出来ないし、全く話せません。
Bach や Brahms の記事も原文解説された著作から引用してます。
( 参考 youtube )
幼少期から脳機能に組み込まれている日本語を基に、様々な学問を
参照するわけで、英語に変換して解釈する事は殆ど有り得ません。
要するに、冒頭で述べたルターの宗教改革を現代に置き換えれば、
やはり土着語への原点回帰こそが重要で即ちルネサンスなのです。
国際結婚なり海外転勤などのケースは別ですが、バイリンガル的
教育も含めて母国語を曖昧にし兼ねない。しかも会社規模で英語
中心の対話を急に取り入れた場合、業務の進捗率が下がるはず。
そこで、現在の私を過去にタイムスリップさせて、高校を経た後に
大学受験してみましょう。仮に『湘南高校』を卒業するとして、
『早稲田大学文学部』を目指す場合には、やはり前面的に英語が
登場しますね。この他には国語総合や現代文が続いて、世界史か
日本史の1つを選択します。要するに英語が邪魔なわけで、これは
明らかに文部省の魂胆が透けて見えますね。私としては日本語で
文学を深めたいし、敢えて英語を習得して読む程の時間は無い。
もし仮に入学を果たせなくても、文学部で教わる内容は自習
出来るはずと私は確信しています。余計な事を言うと古文や漢文
も要りません。つまり高校から大学に至る過程においての障害が
多過ぎると感じます。湘南高校の教育課程表(令和4年度版)を
初見すると、当然ながら外国語の項目に英語が確認できますが、
「英語コミュニケーションⅠ-Ⅲ」に加えて「論理表現Ⅰ-Ⅲ」。
3年生に上がると必須項目にも加わり、纏わり付いてきます。
https://www.pen-kanagawa.ed.jp/shonan-h/zennichi/tokushoku/documents/2022kyoikukatei.pdf
※ 古文や漢文を未だに植え付けるのも李氏朝鮮が原因でしょうね
科挙で出題された文章が『古文(古代中国語)』=『漢文(日本)』
上記の「世界史B」では『Martin Luther / ルター』の宗教改革
を生徒は学びます。英語によるグローバル化とは対照的であり、
極めて矛盾しますよね。西洋哲学(中世)においては、デカルトの
「方法序説」がフランス語で書かれた最初の哲学書で、近代では
ヴォルテールがフランス語で、カントがドイツ語で書きました。
それ故に一般庶民の間で知的文化が普及したわけですが、つまり
『翻訳』こそが重要な鍵を握っており、英語なんて余計なお世話。
※ 宗教改革はルネサンスの人文主義者 (エラスムス) による聖書
の原典研究が背景にあり マルティン・ルターとは対立的関係
巷でも言われますが、結局のところ外国語はネイティブでないと
奥深いニュアンスが伝わり辛いと思います。英語化を促進する
大学には巨額な補助金を与えるという実態も見受けられますね。
日本人は日本語を話せば良いし、日本語で理解出来れば十分です。
創世記時代に神が行使した御業を思い出してください。言語統一
を戒める為に混乱(別々の言語に分けた)させましたね。国家単位
で考えるなら、世界平和への解決策としても容易に理解できます。
世界の教育機関は基本的に悪魔主義によって企画運営されており、
なるべく聖書を読ませない方向でカリキュラムが組まれています。
教育制度というのは社会のクラス分け機能を司り、これこそが
悪魔主義によるピラミッド型社会の構築を促し、いずれかの組織
に属さない限り生きる事は難しくなるように仕向けられています。
例えば失業により生活破綻に追い込まれるのは、組織モノポリー
の証拠です。大衆における無意識的な奴隷制度を反映しています。
『オックスフォード大学』『ハーバード大学』『イエール大学』
『ソルボンヌ大学』などの教育機関は古代から続く悪魔主義的な
思想を掲げている貴族が創設しており、更には『イエズス会』が
創設した大学も多く存在します。日本で言うならば『東京大学』
『京都大学』『早稲田大学』『慶應義塾大学』『国際基督教大学
(ICU)』『立命館大学』なども同様で、これらは氷山の一角。
先述した「ニムロデ(神への反逆)」のシステムと言えますね。
※『東京大学』=『リベラル・アーツ』=『人文主義』=
『ギリシア・ローマの古典文芸』=『ルネサンスと宗教改革』=
『世界の中心は神ではなく人間』=『ルターとエラスムス対立』
『ジョン・ロックフェラー(&2世) 東大図書館に寄付 完成』
事例としては、欧州委員会の文書「新世界秩序における欧州連合」
において、委員長がイエール大学で行った講演の記録によると、
新世界秩序を『有益なグローバルガバナンスのシステム』として
述べており、世界各国の有名政治家や著名人も含めて、計画を
肯定的に捉えています。『NWO』の加速的な発展は顕著ですが、
今後も私は外国語よりも日本語重視で生活します。英語も含めて
必要以上に取り込む事はしません。本来は大学も不要なのです。
人間の言い伝えにすぎない哲学、つまり、
むなしいだまし事によって人のとりこに
されないように気をつけなさい。それは、
世を支配する霊に従っており、キリストに
従うものではありません。
(コロサイの信徒への手紙 2:8-9)
これは私なりの解釈ですが、先述した教育機関における現実にも
該当する様に思えます。一般的な聖書学者たちの多くは、立場的
な事情もある所為なのか、あまり物事を実直には語りません。
聖書を読む人口が極めて少ない日本という国ですが、世界史の
教科書を授業の通りに読み進めても、おそらく表向きの概要を
走馬灯の如く記憶に留めるだけで、試験用の暗記に陥るはず。
古代から近現代に至る過程で最も重要となる要素は『宗教』です。
《参考文献》BABEL PROFESSIONAL SCHOOL
元長老skから聖書の教えブログ
New World Order Many Tongues
One Voice by Iain Davis