将としての器とは何か。
それは言い訳をせず全責任をとること。

森繁和さん(前ドラゴンズヘッドコーチ)の「参謀」を読むまで落合前監督を誤解していた。
実績はピカイチで文句のつけようがない(これだけでも将としては最高ではあるが)のだが、
例の山井を完全試合寸前で交代させたり、起用法では?というところもあった。(私に言う資格があるかどうかは別として・・・)
私は、当然、落合さんが全部決めていたと思っていたが、真実は違っていた。
投手起用については、唯一、川崎を開幕投手に起用したこと以外は、すべて森ヘッドに任せていたのだ。確かに最終的には監督が決断するのだが、そのようには全然見えなかった。
将としての器①・・・部下を信頼して任せられること

時には、部下の判断が間違い、それが原因で負けたり、批判されたりもしただろう。
しかし、そんなことをおくびにも出さず、全責任を負っていたのだ。
将としての器②・・・すべての責任を負う(部下のせいにしない、グチを言わない)

シーズン中も落合さんは、あまり多くを語らず、ファンサービスがないと言われていた。
これは、勝つことが目的である以上、喋って情報が漏れたり、ボロがでることを防ぐ為もあるだろうが、上記のようなことが原因で、話せば言い訳になったり、愚痴になるからかもしれない。

選手の時だけではなく、将としての器も最高だった落合さん。他にもその器たるゆえんはあるだろうが、上の2点だけでも普通ではできない。

しかし、表面的に見ていては真実は見えない。
1流の人は深みがある。
もっと洞察力を磨かなくては。