ここまでおすすめしてきたDUO3.0ですが、もちろん弱点はあります。
いくつかあげさせていただくと
・中学レベルの英単語は必須
前書きにの語彙レベルという項目に
"本書で掲載されていない中学基本語 (I/my/do/goなど)"
とあります。
現在は中学校で1200語勉強するそうなので結構な数です。
英会話の項目でも触れましたが、中学英語で基本的な会話は成立してしまいます。
それぐらいの重要な単語が省かれているのです。
これは結構厳しいと思います。
なので中学英語に不安のある方は一度復習してから取り組まれた方が
結局近道だったりします。
・TOEICに出ない単語や熟語も多く掲載されている
TOEICの項目でも触れましたが、空腹と疲労で気絶するシチュエーションなんかは
TOEICには出題されません。(勿論Bob絡みです)
TOEICの世界の住人は空腹になったり錯乱したり、もちろんいじめなんかにも無縁です。
・同じ単語が出てこない(同じ熟語も)
「単語1600+熟語1000語を重複なしで560本の例文に凝縮」がDUO3.0の売りです。
しかし言葉を返せばDUO3.0だけをやっているうちは同じ単語や熟語は出てこない
ということです。
語学全般そうだと思いますが、単語・熟語というのはいろんなところで触れて徐々に
その単語・熟語の正しい使い方がわかってきます。
だから何週も繰り返して同じ単語・熟語に触れないと覚えることが出来ないのです。
・最後まで通しでやらないと意味がない
以前の記事にも書きましたが、 システム英単語などと違い頻度順に並んでおらず
この章までやれば大丈夫的な区切りがありません。最後までやらないと意味がありません。
・19年間改訂無し
2000年にDUO2.0から3.0に改訂されて以来改訂されていません。
改訂する必要がないと言えば聞こえがいいですが、20年近く経てば日常会話といえども
多少は変わっているはずです。20年前には最新版の百科事典が家の本棚にあるのは
ある種のステータスでした(?)が、今は広辞苑すら無い家が大半ではないでしょうか。
とまぁ色々弱点もありますが、そんなDUO3.0が大好きです。