4月:おもてなしの基礎英語上 1語からの簡単フレーズ100

キーフレーズ[問題ないと伝える]

It's no big deal.:たいしたことないよ。


SCENE:用意てした着物が着られないものだということが判明。着物のレンタル会社に電話した早苗は、他の着物があるかどうか問い合わせている。


Sanae:そうですか。分かりました。

Jane: What did they say?

➡:何だって?

Sanae: No luck. It's too late.

➡:ついてないわね。今からじゃ無理だって。

Jane: Too bad.

➡:残念ね。

Layla: You know, it's no big deal. I can wear this.

➡:ねえ、たいしたことないわよ。これを着られるわよ。

Jane: But everyone knows you're married, right? Trust me-it'd be awkward.

➡:でも周りはあなたが既婚者だって知ってるんでしょ?振り袖なんてやっぱり変よ!

Layla: Could you just cut the sleeves off?

➡:じゃあこの袖を切っちゃえばいいんじゃない?

Sanae: No. This is a rental. I'm so, so sorry.

➡:これはレンタルなので切るわけにはいきません。本当に申し訳ありません。

Layla: It's OK. I should've known better. Gotta do my research.

➡:気にしないで。私もうかつだったわ。もっと事前に勉強しておくんだったわね。

Sanae: No, It's my fault.  I could've just asked you...    

➡:いいえ、私のせいです。 私が前もって確認をしていれば…

Layla: No worries. I'll be fine.

➡: 気にしないで。私は大丈夫だから。

Masako: Don't give up yet, Sanae.

➡: 諦めるのは早いよ、早苗。

 

 

 

 

 

🔻🔻 おもてなし基礎英語 キーフレーズ解説 🔻🔻

It's no big deal.:たいしたことないよ。

「それは大きな取引ではない」ということです。名詞の deal は「取り引き、契約」という意味で、ビジネスシーンでよく使われる言葉です。That's a deal.「取引成立」や it's a good deal「お買い得品」などと使われます。「大きな取引ではない」つまり「大したことはない」という意味の定番のフレーズです。カジュアルに biggie とも言います。

新たに着物を手配することができず、困っている早苗とジェーンを見て、レイラが「自分は気にしないよ、大丈夫」と言っています。謝り続ける相手に、気にしなくていいよ、という意味で使ったりもします。No big deal. と言うこともあります。一方、「そんなものはつまらないことだ、たいしたことない」と少し蔑んだニュアンスで使う場合もあります。

 

✅ おもてなし基礎英語 色々な言い回し

No Biggie:大したことないよ

It’s not a big deal. Don’t worry about it.:大したことじゃないよ。気にしないでね。

Don’t make a big deal out of it. :大げさにしないで/大騒ぎしないで

 

✅ おもてなし基礎英語 フレーズを使ってみよう

A: May I carry your baggage?

B: Oh, thanks!

A: It's no big deal.


🔊 発音のポイント 🎵

It's no big deal.:「大宇丈夫ですよ」「たいしたことないですよ」という感情を乗せて[no]にアクセント持ってきて「ノォォゥ 」のように発音しましょう。


🔷🔹 基礎英語フレーズ ポイントレッスン 🔹🔷

📘 POINT①

No luck.:ついてないね。

luck は「幸運/運」で形容詞 lucky の名詞形です。「幸運(なこと)が無い」というのが文字通りの意味です。No luck は「運がなかったなぁ/だめだった」というニュアンスで使えるフレーズです。No + 《名詞》の型で「《名詞》がない」という意味です。

Any luck?:どうでしたか?《おもてなしの基礎英語114》

 

📘 POINT②

I should've known better. Gotta do my research.:私はうかつだった。ちゃんと調べるべきだった。

「私はするべきだったもっと知ることを」「しなければならなかった調べることを」ということです。should've は[should have「~すべきだった」]を Gotta は[have got to~しなければならなかった]をそれぞれ短縮したものです。その後の会話でも早苗が I  just asked you...「聞いておくべきでした…」と could've [should have「~すべきだった」]と使っています。

このように英語にはbe動詞や助動詞を省略するものが多く存在します。いずれも口語的な意味合が強く、フォーマルな場面では注意が必要になり、あまり適してはいません。

 

should've:~すべきだった

should have の省略形で 《 should have +動詞の過去分詞 ~の型で「~すべきだった」 》 となり、あることについて「~するべきだったけど、しなかった(出来なかった)」と意味になります。自分が過去にしなかったことへの後悔のを表すフレーズになります。また、主語を自分以外に置き換えて言うと相手を批判めいた表現にもなります。

 

gotta:~しなければならなかった

have got to ~が省略されたフレンドリーな表現で「~しなければならなかった」という意味の口語的なフレーズになります。I’ve gotta という形での省略も使われています。 gotta の発音は「ゴッタ」ではなく「ガタ」です。

Gotta get going:そろそろ行かなきゃ

 

could’ve :~することができただろう

《 could have + 動詞の過去分詞 ~の型で「~することができただろう」 》となり、あることについて「(過去において)~することができたかもしれないに、やらなかった」というニュアンスで、過去の時点でやればできたのに実際にはそうしなかった、過去の可能性について表す表現になります。could have been の型で「~したかもしれない」「~した可能性がある、」という使い方がされます。

If I had practiced more, I could've won the match.:もっと練習していれば、試合に勝てたかもしれない。

 

would’ve:~したであろう

《 would have + 動詞の過去分詞 ~の型で「~したであろう 》となり、あることについて「(もしあの時~だったとしたら)~したであろう」というニュアンスで、過去の時点でそれを見聞きしていれば、それをやったろうという[過去の事実とは反対の可能性]で願望や、後悔を表している言い回しになります。可能性や仮定を表す if I had ~「もし~だったら」を用いて I would’ve 〇〇  if I had ~  「もしも〇〇だったら私は~しました」のような使い方をします。

I would have gone if it had been sunny.:晴れていたら行っていたかもしれません。

 


 

🔷🔹 おもてなし基礎英語フレーズ備忘録 🔹🔷

it'd be awkward.:それは気まずくなる

it'd は it would の略です。awkward は「不器用な/下手な」

sleeves off:袖を切る

sleeves:袖

 

おもてなしの基礎英語

井上逸兵(慶應義塾大学教授)

進行:ハリー杉山