おそらく、今年の日本ダービーは
今まで見てきたレースの中でも
最も印象に残るレースの一つに
なるでしょう。
日本最高峰のレース。
だれもがいきり立ってしまう状況で、あの超スローペース。
行くべきか、堪えるべきか、ギリギリの心理戦
内に進路を取った馬は抜け出したくても進路が取れない密集戦
ダービー2レース前の2400m戦でで2分23秒台の高速決着。
だれもがレコード誕生のサバイバル戦を期待したでしょう。
それを鮮やかに裏切って最初の1000mを1分3秒台・・・。
馬と人のヒリヒリとした緊張感がとてつもない波のように伝わってくるレースでした。
タイムだけを見て凡レースだと言い張る人がいる(しかも新聞記者でもいた!)のですが、その発言を訂正する日が近々来るのを私は楽しみに待っています。(だったら欧州のレースは概ね凡レースになりますから!)
この世代の牡馬は些か成長曲線が緩やかな馬が多く、これからさらに強くなっていくような予感。
もしかしたら世界的に活躍する馬は去年の世代より今年の方が多く輩出するのではないかと期待しています。
今年のダービー出走馬、3歳牡馬はこの先も大いに注目です。