ずっと読み忘れていた一冊。読後に、確か雑誌の切り抜きを持っていたはずと資料棚を探すと、2000年のダ・ヴィンチの1ページが出てきた。今の仕事に就く予定もない時期だ。確かに障がい者のことについて気になっていたタイミングで、きっと貧乏時代に新刊で買うのをためらったのだろう。今ではいろんな出会いを重ね、内容に共感できることも多いが、当時読んでいたら、もしかしたら、自分の中で何かが始まっていたかもしれない、そんな読後感。障がい者にも様々な人がいて、健常者にも様々な人がいて、今はその二極だけでなく様々な立ち位置の人が、様々な活動をしている。自分をマジョリティと勝手に思い込み、実はマイノリティだったことに気づいても、それが決して生きづらさに直結しなくなってきている世の中というのは、20年前に比べて、少しは多様性に対して寛容になってきた感じもする。

今でもドッグレッグスは活動を続けているようだ。いつか彼らの試合を生で観る機会が来ますように。

 

via らいふすてーじ
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