米国の逆イールド発生について
ちょっとこだわり過ぎて盲点があったのかもしれないが、 、米国で逆イールドが発生した事が大々的に報じられている。 取り急ぎ以下、報告。
米国株に立ちはだかる「壁」 逆イールドで相場も逆戻り (日経電子版)
22日のダウ工業株30種平均は前日比460ドル安で終えた。欧州の製造業景気指数が6年ぶりの水準に低下し、欧州株が軒並み大幅安となった流れを引き継いだ。追い打ちをかけたのが米国債市場で起きた「逆イールド」だ。3カ月物国債の利回りが10年物を11年半ぶりに上回った。景気失速の前触れとされ、投資家心理を冷え込ませた。(抜粋)
【NY外為】円が上昇、逃避の買い-米国債の逆イールド発生で (ブルームバーグ)
22日のニューヨーク外国為替市場では、円が週間ベースで1月以来の大幅上昇。米国債3カ月物と10年物の利回り逆転が2007年以降で初めて起きたことが背景。
・ドルは円に対し、週間では1.4%安。ニューヨーク時間午後4時27分現在、前日比では0.8%下げて1ドル=109円96銭。一時は1%安の1ドル=109円74銭を付けた。(中略) 3カ月物と10年債の間での逆イールドは2007年以降初めて。逆イールドはリセッション(景気後退)の前触れだと広く考えられている。(中略)
・米連邦公開市場委員会(FOMC)は今週、経済成長率予想と金利見通しを引き下げた。当局者の大半が今年の利上げ回数をゼロと想定している (以上抜粋)
2016年に逆イールドが発生するかもしれない、としていたが3月25日からの週ではこの話題で持ち切りとなる可能性が出てきた。以下は、過去レポならびに拙著2版、7章5(イールドカーブと為替レート)から。
ちょっと見にくくて申し訳ないんだけど、25日からの長短金利(3ヵ月物と10年物)の動きに注視。自分なんかが言わなくても、おそらく皆さんこの話題で持ちきりになる事でしょう、 、
第1四半期の経済成長に鈍化がみられるとの声明文からこうなった可能性はあるし、当ブログにおいても第4四半期の成長から第1四半期が失速するので円安方向は一時的で信用されない、としていた。ただこれが為替変動に大きく影響するのかといえば言い切れない、と考えるのだが、