井上尚弥、4階級制覇&世界戦20連勝! Sバンタムに階級上げても強い!フルトンTKO 次なるターゲットはタパレス/ボクシング
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7/26(水) 7:30配信


フルトン(右)を攻め、左フックでダウンを奪う井上。何とか立ち上がったフルトンに猛攻を浴びせ、4階級制覇を達成した(撮影・蔵賢斗)
プロボクシング「WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(25日、東京・有明アリーナ)前4団体世界バンタム級統一王者の井上尚弥(30)=大橋=が、WBC、WBO王者のスティーブン・フルトン(29)=米国=に8回1分14秒TKO勝ち。両者のファイトマネーの合計が約10億円という軽量級史上最大の一戦を制し、日本男子2人目の世界4階級制覇と、日本選手最多を更新する世界戦20連勝を達成した。次戦は2階級での4団体王座統一を懸け、12月にWBA、IBF王者マーロン・タパレス(31)=フィリピン=との対戦が有力になった。

一瞬だった。8回に左ボディー、右ストレートでフルトンをぐらつかせ、左フックで追い打ち。フルトンはあおむけに倒れた。約1万5000人の観衆は総立ちだ。何とか立ち上がったフルトンに井上は猛ラッシュ。レフェリーが試合をストップした。

「スピードとパワーが乗り、充実した試合内容。フルトンを倒すことができたので(自分が)スーパーバンタム級最強と言えるんじゃないか」

バンタム級から階級を上げた初戦で2本のベルトを手にした。1回から優位に立つと、2回には拳で自分の左頰を軽くたたいて「当ててみろ」と相手を挑発。5回に右ストレートを被弾したものの8回に試合を終わらせ、「階級の壁は感じなかった」と誇った。

2021年11月に元世界3階級制覇王者で、所属ジムのトレーナーを務める八重樫東氏(40)が指導するフィジカルトレーニングを開始。全身の肉体改造に取り組み、制限体重が1・8キロ増えるスーパーバンタム級の体を作り上げた。バンタム級の終盤は減量に苦しんだが、「スピードやステップの安定感があった」と転級の利点を生かした。

複数の関係者によると、両者のファイトマネーの合計は軽量級史上最高の約10億円という。井上とフルトンは同額程度で、ともに自己最高。両者のファイトマネーの合計が20億円を超えた昨年4月の試合で村田諒太が稼いだ約6億円とされる金額には及ばないものの、井上は日本選手で2番目の報酬を得た。

WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(34)=志成=に続く日本男子2人目の世界4階級制覇を達成。日本選手初の2階級での統一王者にもなった。観戦したもう一人のスーパーバンタム級2団体王者、タパレスを井上はリング上に呼び寄せ「次戦、4団体統一戦を。今年中に闘いましょう」と宣戦布告。タパレスも「王者であることを証明するため、井上尚弥とぜひ試合をしたい」とがっちり握手した。

WBAは既に承認しており、ほかの3団体も承認すればスーパーバンタム級2戦目で、いまだ達成者がいない2階級での4団体統一を達成する可能性がある。次戦は12月に日本開催が濃厚。〝モンスター〟の快進撃はまだまだ続く。(尾﨑陽介)



次はタパレスかバンタムで体重オーバーしてるから大丈夫かな。今回もかなり肥えてたし。😩


清水聡、37歳日本最年長奪冠ならず 世界初挑戦も…5回TKO負け/ボクシング
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7/26(水) 7:30配信

ラミレス(右)のパンチを食らう清水。37歳でたどり着いた世界初挑戦のリングで壮絶に散った(撮影・今野顕)
プロボクシング・WBO世界フェザー級タイトルマッチ(25日、有明アリーナ)同級11位で、2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダルの清水聡(大橋)が王者のロベイシ・ラミレス(29)=キューバ=に5回1分8秒TKOで敗れた。37歳4カ月で世界初挑戦の清水は、長谷川穂積の35歳9カ月を上回る日本男子の最年長世界王座奪取はならなかった。



ようやくたどり着いた世界初挑戦の舞台で清水は散った。詰めかけたファンから「清水コール」の後押しを受けるも、王者に完敗。血を滴らせながら敗戦のゴングを聞いた。

「大きな試合を組んでもらい、勝って恩返しをしたかった。こういう結果になって残念」

2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダルの清水は、同五輪フライ級と16年リオデジャネイロ五輪バンタム級金メダルのラミレスとの〝五輪メダリスト対決〟に、気合を入れてリングに立った。

序盤から攻撃多彩なラミレスに、清水は劣勢に回った。5回だった。左アッパーなど連打を見舞われ、右膝から崩れた。鼻血が流れる中、王者に再び拳を向けたが連打を食らい、レフェリーが試合をストップ。〝ダイヤモンドレフト〟と呼ばれる清水の左ストレートは不発に終わった。

37歳4カ月で勝てば長谷川穂積の35歳9カ月を上回り、世界王座奪取の日本男子最年長記録を更新だった。だが、21年東京五輪の会場で達成はならなかった。

30歳でプロに転向し、7年かけてたどり着いた夢の舞台だった。33歳でプロ初黒星を喫し、両眼窩(がんか)底など計4カ所を骨折。それから、日々の食事や練習法などをノートに書き留め、体調管理に努めてきた。ロードワークだけで1カ月の総距離が300キロを超えることもあった。新型コロナウイルスの影響でマッチメークが難航しても腐らず、たどりついた集大成のリングだった。

同い年で、同じロンドン五輪で金メダルを獲得した元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太氏は今年3月に引退した。この日は解説席から見守った、かつての〝戦友〟は「最後まで頑張って前に出ていた。いい試合を見せてくれた」と、清水のファイトに言葉を送った。(石井文敏)

■清水 聡(しみず・さとし)

1986(昭和61)年3月13日生まれ、37歳。岡山・総社市出身。岡山・関西高から駒大を経て2009年に自衛隊に入隊し、12年ロンドン五輪バンタム級で銅メダルを獲得。16年1月のリオデジャネイロ五輪日本代表選考会で敗退して同9月にプロデビュー。17年10月に東洋太平洋フェザー級王座、21年5月にWBOアジア・パシフィック同級王座を獲得した。プロ戦績は13戦11勝(10KO)2敗。左ボクサーファイター。179センチ。

全くいいところなし。全盛期は過ぎてた感じでしたね。記念挑戦になってしまいましたね。お疲れ様でした。