手足の生えた赤いラベルのペットボトル君が高いビルの屋上からダイブしていった。追っかけて縁から下を覗く。
メア「見てあそこに転がってる」
マオ「どれどれ?あーあれそうかな」
メア「だと思う」
白「ふーん」
紙のような折り目が付いたディスク。
メア「ベコベコ」
マオ「ベコベコ」
とある寝室のベッドにお湯が注がれお湯の塊が出来上がっていく。
メア「うわー」
白「ふああ」
その部屋から出て別のドアを開けるとごく普通の浴室。
マオ「こっちは普通」
メア「普通だね」
城の一室に転送移動し、ココアクッキーとコーヒーでのんびり一時。
メア「おいしいね。作り物だけど」
マオ「おいしいおいしい。感覚の塊に過ぎないけど」
白「おいしい」
黒い箱のスイッチを押すとクッキーがバラバラ出てくる。
マオ「いくらでも追加できる」
白「ふわぁ」
そのうちだんだん皆眠くなってきて光に包まれ真っ白な空間を漂う。