FPの先生との面談④：M先生
K先生、T先生、M先生・・・と来て、今度は4人目のＩ先生との面談のお話。
Ｉ先生は、最初から印象がすごく良かった。
というのも、事前にヒアリングしてくれた初めての先生だったから。
初回の面談前に、どういった内容をお話ししましょうか？という感じで連絡が来て、面談開始からスムーズに話が進んだ。
Ｉ先生はT先生の後だったので、ユニットリンクという保険が気になっていること、でも乳がん歴があるので入れないかもしれないことをあらかじめ伝えていた。
そうしたところ、Ｉ先生は色々調べてくれたらしく、乳がん歴があっても入れる可能性がありますよ、とのことだった。
(Ｔ先生の場合は、「あ、乳がん？じゃあダメです～みたいな感じだったｗ」)
3大疾病とか癌による特約は付けられない(その病気になったときに保険がおりるというトリガーは付けられない)けど、ユニットリンク自体を買うことは可能とのこと。
(なんか、癌のステージとか、深度とか、治療方法等によって、細かく見ていけば入れる場合もあるらしい)
そこで、Ｉ先生がおススメしてきたのは、ユニットリンクの介護プラスという保険。
(やっぱり保険進めてくるよね～ｗｗ)
なんでかって言うと、私が老後資金(特に介護時)のことについて気にしていたからだと思う。
ユニットリンクの介護プラスは、死亡時だけではなくて、要介護認定された時も保険がおりる仕組みらしい。
Ｉ先生とは最終的にこれまで3回の面談を重ねた。
「保険」ならではのメリットとか、保険を取り崩す時の方法とか、結構色々裏話も含めてかなり勉強になった。
Ｉ先生は、「人の役に立つのが楽しい」と言っていて、特に押しつけがましくもなく、いろんな話をしてくれた。
質問にはすべて答えてくれるし、保険の相談としてはとても満足している。
が！！
最初から最後まで、保険しか勧めてこなかった。
お金の勉強をするにあたって、いろんな人から話を聞き、自分でも学び、かなり賢くなった今、私にとって「保険」というのは、あまりメリットがないということに気づく。
保険の目的は、「いざ」というときの備えだ。
自分が死んだ後に、子供や家族にお金を残すとか、事故にあったときに賠償金を支払えないから保険に入っておくとか、そういうことなのである。
Ｉ先生は、保険のメリットを色々教えてくれたが、それは自分にとってのメリットとはあまり考えられなかった。
おひとりさまには、そもそも「お金を残すべき人」がいないからだ。
保険金には税金がかからないが、幸いにして保険を使わなかった場合に、貯めた保険を取り崩す場合には税金がかかる。
ユニットリンク介護プラスの場合は、保険金を支払い終える前までに自分が要介護状態になったときに、掛け金以上のお金が戻ってくるわけだが、それ以外にメリットがない。
Ⅰ先生には、もともと「保険に入るかどうかはわからない」とは伝えていて、先生も、「無理に保険を進める気はない」「考えた結果、不要だと思えばそれはそれで」「結果として、相談してよかったなと思ってもらえたら本望」みたいな感じで言っていた。
そう言っていたのに。笑
3回目の面談が終わり、保険の設計書を出してもらって、じっくり検討した結果、私は「保険は不要」という結論を出した。
Ｉ先生とはすべてオンライン面談だったので、検討結果はメールでお伝えすることにした。
(わざわざ断りの面談をするのが嫌だったのでｗ)
丁重に、なぜ今回保険に入らないことにしたのか、とか、自分にとってのメリットがこの保険にはほとんどなかったことなどをしたためたのだ。
色々たくさん説明してもらったことのお礼も、保険に加入しないと言う結論を出したことへの謝罪も。
そしたら、音信不通になったｗｗ
ちょ、ちょっと！？
めっちゃ時間かけてメール書いたのよ。
Ｉ先生、あなた、保険に入らなくても本人にとって不要ならそれで、って言ってましたよね？？
せめて、わかりました、今回は残念ですが、とか、なんか一言あってもよくない？？
そりゃ、3回も無料相談でお時間使わせちゃいましたけど。
初回の時に、無料相談で利益でないですけど、本当にいいんですか？って私聞きましたよね？
私が保険に入らない場合は、先生に手数料入らないですけど、その辺大丈夫ですか？って聞きましたよね？(←いや、こんなにド・ストレートに聞く私もどうかと思いますけどねｗ)
そしたら、「いいんです、僕はみんながそれで幸せになってくれたら」みたいなこと言ってましたけど。
カモが保険に入らないと、音信不通とか、ちょっとないかな～・・・
最初の印象が良かっただけに、とてもがっかりしました。
ていうかさ、日本のFPさん、みんな保険売ることしか考えてないのかな？
(そうじゃない人もいるだろうけど、4人面談受けて、3人コレだとちょっとビビる。)
唯一、M先生だけがどこにも属さず、「ゴールから逆算」するタイプのFPさんだったけど、それ以外の人、3人とも相談者の本当の目的には寄り添わず、保険を進めてきたんだけど。
そして、保険以外の選択肢、何一つ提案してくれなかったんだけどｗ
そんなんで、「わたし、お金のお医者さんです」とか名乗ってほしくない。
え、私の運が悪かっただけ？？笑
自分も営業っぽいことするけど、さすがにアフターフォローまで必ずしっかりやるよ。
今売り上げにつながらなかったとしても、将来つながる可能性もあるわけだしね。
えぇ〜…、保険業界こっわ！！
（そうじゃないFPさんもたくさんいると信じたい！）
K先生は、一時払いの外貨建て保険。
今は円安で、しかも一時払いだと、その時のレートに左右される。
外貨で預けておく方が利率はいいけど、それはあくまでも「日本と比較して」利率がいいというだけで、そこにレート問題やドル円換算の手数料問題、投資の手数料とか考えたら、どう考えてもほぼ利益なくなる可能性があるということは一切説明がなかった。
T先生は、ユニットリンク保険。
イイところしか伝えてくれなかったけど、私の場合は結局死亡時しか保険金がおりなくて、運よく保険を使わずに済んだとしたら税金がかかる。
運用実績が○％だったらこのくらいになりますとかっていう話しかなくて、運用手数料の高さや、普通の投資と比較した時の運用成績の差とかについては、一切説明がなかった。
そして、私が乳がんだとわかるや否や、即撤退ｗ
いやいや、せめて代わりの保険なり、投資方法なり、なんか他のやつ紹介するとか、あるでしょうがｗｗ
あー、乳がんの人入れる保険ないんで、じゃ！みたいな感じだったｗｗ
マジか～。
ある意味潔くてウケる。
Ｉ先生は、上に書いた通り。
保険入りませんって言ったら、社交辞令のお返事すらなかった。
ビックリ。
この理由は、今回長くなっちゃったので、別記事で書く予定。
ざっくり書くと、投資と保険は目的が違うので、一緒にする意味がない。
保険会社に所属しているFPさんに相談してはいけない
いや、みんながみんなそういう人たちばかりじゃないんだろうけど、まあ保険会社に属しているFPさんは、そりゃービジネスとして保険売りたいよね。
保険売りつけてきてもいいんだけど、ちゃんとデメリットも教えてくれないと困る。
(だいたいみんなメリットだけ強調して、デメリット教えてくれないｗ)
M先生みたいに、ニュートラルに話ができるFPさんなら、相談するのはありだと思う。
保険会社に所属しているFPさんは、保険には詳しいけど、投資には詳しくない人もいるから、保険以外で資産運用する方法をあまり教えてくれない。
FPさんに相談するなら、無料相談ではなく顧問料払って、保険とは切り離して相談する
無料相談のFPさん、カモを保険加入させた手数料で利益を得てる場合が多い。
(だから相談料が無料にできる)
マネーリテラシーを身に着けろ！！
もうね、この一言に尽きる。
今回の件で、私、今後FPさんに相談することは、もう二度とないと思う。
ある程度、お金の基礎の基礎の知識がついてきたら、あとは自分で調べられるし、論理的に仕組みを理解できるから。
法律に関することは、税理士さんとかに聞けばいい。
FPさんには絶対に相談しない(2回目ｗ)。
保険はビジネス。
被保険者がその保険を買うことによって、保険会社が利益を得ている仕組みをしっかりと考えなければいけない。
新つみたてNISAが神改正となったので、そこに満額かけて、余裕があるなら自分で投資したらいいと思う。
なんか、お金の勉強始めてから、いかに「自分の頭で考えること」が大切か、ということに気づいた。
今更だけど。
情弱になってはいけない。
時間がかかっても、あきらめず、自分の頭で考える。
これ大事。
まるい、スコ。