今回は、T先生との個別相談のお話。
 
前回のK先生の時は、丸腰(w)で臨んだので、せいぜいこちらから質問する内容としては、今やってるつみたてNISAの銘柄どれにしたらいい?くらいだったけど、そこから少し自分なりに質問事項をあらかじめ考えて、T先生との面談に臨んだ。
 
 
 
T先生は、(多分)35歳前後で美人さんだった。
 
こちらが質問した内容にも、スムーズに回答をくれて、きっと地頭がいい人なんだな、という印象。
 
T先生に、Manulifeの保険(前回の記事参照)について、私のライフプランからどう見るかを聞いてみたところ、やはり「今じゃない」とのこと。
 
保険自体は悪くないけど、一時払いの場合はちゃんとタイミングを見て購入しないと、とのこと。
 
やはりそうか。
 
今じゃないんだな。
 
 
 
そして、K先生同様、T先生も保険を提案してきた。
 
アクサ生命のユニット・リンク、という変額保険。
 
こちらは、積立型の投資信託。
 
バランス型とか株式型とか10種類くらいから選べる。
 
10年以降は、貯金のように取り崩して使えるし、長期投資という意味ではアクティブ型を選んでもマイナスになる確率はかなり低くなる。
 
 
 
今、銀行で使わずに貯金として置いてある現金を、投資に回したい、という私の要望で紹介されたユニット・リンク。
 
 
 
正直結構いい感じの保険で、心惹かれる(再びw)。
 
 
 
紹介されて、簡単な説明を受けた時点で約1時間ほど経っていたので、
 
「次回までに、月額いくら掛けられるか、考えてみてください。他にもいろいろ質問事項が出てくるはずなので、その辺もまとめておいてくださいね」
 
とのことで、1週間後に2回目の面談の予約を入れられたw
 
 
 
この保険のことをもう少しちゃんと考えたい、と思ったことと、T先生にもう少しお金のお話を聞いてみたい、と思ったので、2回目の面談までに自分のライフプランを考えたうえで、いくらまで拠出できるのか、ということと、そのほか色々質問事項を考える。
 
 
 
そんなこんなで迎えた、T先生との2回目の面談。
 
前回の復習(こういう質問に対して、このように回答しました、というような内容)をして、メインイベントのユニット・リンクの話題に。
 
「月額いくらくらい払い込めそうか決まりました?」
 
概ね決めてたんだけど、その前にユニット・リンクという商品について、色々と質問をする。
 
聞けば聞くほど、魅力的な商品ではある。
 
先生も、的確に答えてくれる。
(この人は、質問に対してしっかりと的を得た回答をしてくれるところが、いい。)
 
話も進み、月5万円を10年間積み立てて、上手くいけばその先も同等に積み立てて20年後まで続けるのがいいかな~なんていう具体的なことを話していた時。
 
 
 
そういえば、これ、保険だったな、ということを思い出す。
 
 
 
T先生に、
 
「すみません、ちょっと言うの遅くなったんですけど、私2014年に乳がんの手術してるんですけど・・・」
 
と伝える。
 
 
 
K先生に提案された、マニュライフの変額保険は、一時払いということもあって告知義務がなかった。
 
医療保険などは、だいたい過去5年間について問われることが多くて、約10年前までに遡って告知しなさいって言うのは、あまりないのかな?と思っている。
(もちろんがん保険とかはダメ。)
 
 
 
で、今回のアクサ生命のユニット・リンクは、積立式なのと、死亡時や3大疾病になったときに払い込みが不要になるという仕様だったので、どうなるのかが気になったのだ。
 
 
 
そしたら、T先生
 
「あ~・・・」
 
と、あきらかにトーンダウン。(いや、わかりやすww)
 
 
 
上皮内癌であっても、乳がんはダメらしい。
 
 
 
「例えば健康診断で引っ掛かっても、最終的に異常なし、とかだと問題ないんですけど、がんに関わらず過去に病気をした場合は、その病気が完治したという判断で5年以上(経過観察を含め)、その病気に関して病院を受診していないということが条件になるんです」
 
 
 
とのこと。
 
 
 
さらには、
 
「乳がんの手術をして、先生が完治しました!って言ってもうそのあとは経過観察もなしで、っていう状態で5年たっていれば入れるんですけどね」
 
という、心無い言葉。
 
 
 
え、マジか。(そういう言い方する?)
 
がんになって、手術して、自分の場合は5年間治療して、現在9年目で再発なし。
 
それでも、毎年ドキドキしながら、経過観察として1年に1回病院を受診する。
 
 
 
癌というのは、そういう病気なのだ。
 
 
 
がんになって、経過観察なしって言うのは、絶対にありえない。
 
 
 
さすがに、
 
「え、癌である以上、経過観察がないという概念はないと思います」
 
って言っちゃったよw
 
 
 
2回目面談の冒頭まで、結構な勢いでユニット・リンクを進めてきたT先生が、かなりトーンダウンしきっているので、
 
「じゃあ、乳がんになった人が入れる変額保険はないですかね?」
 
と聞いてみたところ、
 
「そうですね、乳がんは難しいですね」
 
という回答だった。
 
 
 
再発しやすいからかな?
 
乳がんの場合は、上皮内癌かどうかは関係ないらしい。
(乳がんに1度でもなった時点でアウト)
 
 
 
そこでもう1つ聞いてみた。
 
「そしたら、今私が資産運用するとしたら、自分で投資信託とかですかね?」
 
「そうですね~・・・まあ、しっかり時間をかけて、向き合えるなら投資信託とか株もアリだと思います」
 
 
 
そうかな?
 
つみたてNISAみたいに、毎月定額をかけ続けて20年間くらい保有すれば、放置でも同じことじゃない?
(税金はかかるけど。)
 
 
 
T先生から、乳がんの私がこれからできる資産運用について、特に提案はなかった。
 
T先生、
 
「今ご紹介できるものがないので、今日はこれで・・・」
 
 
 
え?
 
まだ30分しかたってないけど。
 
このユニット・リンクの話が終わったら、他にも聞きたいことイロイロあったので、まとめてあるんだけどww
 
 
 
さすがにこの状態で、質問事項を切り出して、T先生から回答を得たいか?と言われるとNO。
 
 
 
というわけで、T先生との2回目の面談は、私が乳がんであったことが判明し、保険に入れないことが分かった時点で終了。
 
 
 
え!
FPの先生、こっわwww
 
保険商品が売れないとわかると、撤退早すぎん?
 
 
 
少なくとも、私の人生には寄り添ってもらえないらしいw
 
 
 
もし、私がT先生の立場だったら。
 
FPとして、「保険を売る」という使命以外に、顧客の人生に寄り添う「お金のお医者さん」を豪語するのであれば、例え保険が売れなくても、他にどんな方法があるかを考えると思う。
 
私自身が保険を買えなかったとしても、保険に代わる別の商品を買ったり、FPさんとの信頼関係が構築できれば、誰かにそのFPさんを紹介するということだってできる。
 
目の前の人が、顧客にはなりえないと思った瞬間に、「それでは」と引いてしまうのは、ちょっとFPとしていかがなものだろうかと思う。
 
 
 
という理想論はさておき、FPの先生に無料相談、というのはこういうことなのだと理解した。
 
 
 
そりゃそうだ。
 
ビジネスモデルとして、カモになりそうな人を探して、保険商品を売るんだから、無料相談と称して間口は広げておいた方がいい。
 
人生が動く40代ならなおよし。
 
ライフイベントごとに、保険の見直しをしてもらって、新しい保険に加入させればいい。
 
 
 
今回の件では、FPさんは私が商品を買ってWin、私は自分にあった商品が見つけられてWin、という想定で無料相談を利用したわけなのだが、さすがに売れないとわかったときのあからさまな態度は、ちょっと傷つくww
 
 
 
まあ、そんなもんか。
 
無料何だから、文句は言えないわなww
(言ってるけど)
 
 
 
T先生、
 
「何かあれば、またご相談に乗りますので」
 
とおっしゃっていくださって、とてもありがたいが(社交辞令だと思うけど)、今回の、T先生がすーっと波が引くように引いて行った態度を見る限り、もう二度とご相談させていただくことはないと思います・・・笑。
 
 
 
今回、「無料」ってやっぱり怖いなって思ったのと、有料でいいから、本当に自分に合ったものを教えてくれるFPさんに会いたい、とも思う。
 
プロに正しく教えてもらえるなら、それなりのお金がかかるのは当たり前。
 
しっかりお支払いして、相応の相談ができるFPさんと契約したいな。
 
 
 
正直、今回の無料相談も、良い人がいれば、将来的に顧問契約みたいにして、ちゃんとお金を払いつつ、自分のライフプランに合ったお金の相談をさせてもらえたら、と思うところもあって、とりあえずいろんな先生とお話をさせていただいている。
 
 
 
あと2人。
果たして、良いFPさんに出会えるか?
(実は、この記事を書いている段階では、もう個別相談終わってるんだけど、こうご期待w)
 
 
 
 
 

 

お客さんの信頼を得るのは難しいねぇ・・・