こんにちは!
マーク式英語長文問題の方程式(体系的解法公式)の
唐澤サミット式マニュアルの販売総責任者の長岡です。
前回の記事に「大学受験英語界」がおしえる「唯一の解き方」
=センター英語長文問題の「英語問題文の全文和訳」について書きました。
これしか教えられていないので受験生は「センター英語長文問題」を見ると、
すぐに全文和訳しようとしか考えません。とにかく英文を「和訳」しようとするのです。
今回は、センター英語長文問題の「全文和訳」のドグマその1
として、受験勉強に歯止めをかけるの「全文和訳」について
お話ししていきます。
センター英語長文問題を「全文正確に和訳しないと正解できない」と信じられています。
《遅すぎるセンター英語長文問題を対策のスタート…すべてが後手になる》
その受験勉強には、センター英語長文問題を「全文を正確に和訳」しなければならないという思い込みが
あるために「英単語」を完全に覚えて、「英熟語」をある程度覚えて、英語構文を500以上理解して覚えなければ、
英語長文問題にうつれないという思い込みがあるため、英語長文問題の問題演習に入る前に1か月~4か月の
予備知識を入れる期間が必要と思い込んでいます。
(本当はマーク式英語長文問題の解き方でセンター英語長文問題を始めるのが良いと思います《後述例を参照》)
(第1の後手)
《「全文和訳」のための「演習書」などで》
それから、志望校の過去問をすぐ解くのではなく、英語長文問題の演習書で有名な演習したりします。
たとえば、「300問」⇒「500問」⇒「700問」のような問題集をやって和訳の練習をしようとします。
センター英語長文問題の過去問に移ろうとします。
準備運動的な「全文和訳」ではセンター英語長文問題を解けるようになりません。
しかしそこでも「300問」の中にうまく「和訳」ができないのものがあったときなど、
「英単語」や「英熟語」や「英語構文」の復習や補強をしてしまうことさえあって、
やっとセンター試験「英語長文問題過去問」をやり始めるのです。
これもここ5年くらい前のセンター過去問から始めた方が良いと思います。
(もちろん、マーク式英語長文問題の解き方=「新センター脳」でやるのがベストと思います)
(第2の後手)
このように「センター英語長文問題」(過去問)に入る前、自分(の心)でブレーキをかけてしまうので、
センター英語長文問題を始めるのが受験直前期(11月頃)という本当に遅い受験生かなり出てきます。
しかも、センター英語長文問題の過去問を解いても、「全文和訳」の解き方をするので、
センター模試の「英語科目」で高得点は不可能です。
なぜなら、「全文和訳」では時間が足りなくなって「全問正解できる」ことはあり得ません。
(英語科目で高得点を取りたいのなら、英語長文問題で安定的な高得点を取れなければなりません)
(第3の後手)
※英語科目200点満点のうち、英語長文問題は140点を占めています。
《高校1年終了までの「リーディング」で、センター過去問を解くための「英語知識」は十分》
しかし、高校3年間、英語の「リーディング」をまじめにやってきたならば、
高校1年までに学習する程度の「英語知識」は十分あるはずです。
やはり、「英語長文問題は全文を正確に和訳できないといけない」という
「埋め込まれた意識」が上記のような行為をさせているとしか考えられません。
(英語知識の充実、演習書で長文問題の演習、「全文和訳」で解くことの非効率性)
ここで13年ぶりにセンター試験英語科目(特に英語長文問題)の過去問を見た受験生の話を始めます。
なぜなら、その受験生の体験談が「全文和訳」意識を変えるエピソードが含まれているからです。
(短大出身で、英語関係の仕事でもなく、勉強時間も最大一日2時間程度だった《日曜を除く》)
《実録:そして、13年ぶりの受験生活に入った受験生が英語長文問題を前にすると》
(ここからはじめます)
私は受験自体が10年以上前のことで、長文問題はおろか英語自体、
当初どうやって勉強すれば良いのか分からなかったです。もともと英語が大嫌いでしたし、
長文を前にすると、単語をひたすら調べて、どう訳せば良いのか構文も
あまりわかっていない中で、長文を頭の中で、必死に訳さないと
いけない強迫感で苦痛にしか感じられず、初めは長文問題を眺めると
3分後には睡魔に襲われ、10分後には、確実に睡眠できる状態でした(笑)。
(注:ここまでの経過は普通の受験生ならば誰でも体験するはずです。
その上、彼女は13年ぶりの英語なので英語知識はほぼなかったと思います)
《このようになる原因は「以前埋め込まれた意識」=「全文和訳しなければ正解できない」というドグマ》
(センター英語長文問題は)頭のなかで、
必死に日本語訳にした後に問題を解く作業はあると
思っていた(←普通の受験生はこう考えています)
ここで何らかの新しい解き方を見つけないと「センター模試英語長文問題」の得点は変わりません。
(13年ぶりにセンター試験を受験したこの受験生は7月1日に
別の方法「センター脳」(題材2011年センター英語長文問題)を見つけて運命をかえました)
※「センター脳」ではセンター英語長文問題をマーク式英語長文問題と見て
「全文和訳」しなくても正解できる方法を公開しています。
以下この13年ぶりの受験生活を始めた受験生さんがみつけた、
「センター英語長文問題解法マニュアル」=「センター脳」についての感想を書きます。
(なんせ13年ぶりの英語長文問題ですから、
全文和訳の前提になる「英単語」「英熟語「英語構文」もあまり記憶していなかったようでした)
《逆転のきっかけ》
「長文に訳がなく、長文の中から英語のまま答えを
導き出す、この教材は私には衝撃でした。
現代文の問題と同じように解くことができることを
分かってからの私は、世間で言うコツを掴むことができ、
英語に対する苦手意識が一気に減り、そこからの
長文読解に対する成長は著しかったと思います。
今振り返っても、この教材に出会わなければ、
英語嫌いで がんじがらめになり、合格はおろか、
英語にちゃんと取り組むことが出来なかったと思います。
この教材は、 私の考え方を変えてくれた素晴らしい教材ですし、
その時の苦悩してる自分に出会える思い出深い教材となり(ました)」
《「センター脳」をどのように取り組んだのでしょうか?だれでも可能なのでしょうか?》
勉強はおろか、英語を学ぶなんて尚更、
程遠い世界の作業だったので、
真っ白なキャンパスに素直に
先生のご指導が入ってきた結果、
偶然に問題を解くコツを
得ることができただけですよ(笑)
本当にありがとうございました。
(この受験生さんの「唐澤サミット式」の感想文はここまで)
《もし、この受験生さんのように「唐澤サミット式」と出会わなければこうなっていたでしょう》
7月にこの受験生さんが「唐澤サミット式」にであえなければ7月~1月まで、
センター模試の英語長文問題でなかなか安定的な得点がとれず、
センター試験の苦手な他科目でもその点をあげる時間も
英語長文問題の得点を上げるためにつかってしまい、直前期にはいっても(11月以降)、
得意科目の得点を安定的に高得点を維持するためのウオーミングアップもできないし、
直前期に得点があがる「暗記科目」の勉強もセンター英語長文問題の勉強で削られてしまって、
センター試験の「総合得点」も低いままで終わり、翌年の合格はなかったでしょう。
(この現象を英語科目から低得点の連鎖といいますー彼女は合格前年の12月まで当時いた会社に在籍していました)
今日のまとめ
本日は、「全文和訳」して解くのを意識するあまり、
多くの受験生が「無意識的な思い込みのために後手後手になってしまう現象」について書きました。
今は、「新センター脳」(題材:2018年センター英語長文問題)がありますので、
それをやってみたらいかがでしょうか?
次回は、《「全文和訳」のドグマその2-英語長文問題の速読で高得点は可能か?》、
についてお話しします。