英タロウです。
今まで書いたことをお読みいただいて、
センター英語長文問題はマーク式英語長文問題なので、
「全文和訳」ですばやくできても、
「正解選択肢」を選べるようになれるようになれる「ワケ」では
ないことがお分かりになったと思います。
予備校、塾や市販の教材で「全文和訳」をして解説しているのは、
授業時間や紙面を埋めるためだと思います。
予備校、塾や市販の教材でも、本番・模試で「全文和訳」をしていては、時間切れで全問を解くことはできないことを知っています。
しかし、以下のことはあり得ると思います。
日本の大学受験英語界では(高校のリーダーも)今まで英文を
「和訳」することだけをやってきました。
それに加えて、以前の大学受験英語での英語長文問題も、
長い間、「記述式英文和訳問題」でした。
それは答案用紙に「和訳」を書く場所があるから、
「和訳」を考えることにそれなりの意義がありました。
その点、現在、センター試験で行われている、
「マーク式英語長文問題」では、
「全文和訳」ができてもそれを記入する場所さえ、存在しません。
(つまり、「和訳」が即、得点につながるということはないのです)
この点の反論として、マーク式英語長文問題でも、
その英文の意味・内容を知らなくてはマークシートにマークすることもできないのではないか、という考え方もあると思います。
それは、一見それなりに正しいとも思えるようですが、
「正論」のようで、試験作成側の罠であることがわかります。
なぜなら、「マーク式英語長文問題」では問題構造から
確信をもって「正解選択肢」を見つけることができる方法(手順)が
存在するからです。(そのことを後の概論でお話しします)
簡単に言えば、センター英語長文問題は「その問題構造」から、
「全文和訳」をしないでも、
「問題構造」から、簡単に「正解選択肢」を見つけられます。
(唐澤サミット式正解システム!!!)
今まで何度も言ってきたことですが、
それで育ってきた講師や英語の先生は、
「マーク式英語長文問題」を経験したこともなく、
「マーク式英語長文問題」の『効率的な解き方』を考えたことさえ、
「ない」と考えられます。
今までの日本の大学受験英語界には、
そんなことを考える必要性がなかったかもしれません。
(本当は考える必要があったのです!!)
マーク式英語長文問題はセンター試験だけではなく、
かなりの有名大学で長年、採用されてきたからです。
(しかも、かなり大きい配点で=合格を左右する)
そういう事情があるので、大学受験で合格をめざす人とっては、
マーク式英語長文問題の本当の解き方を身につけるべきだと
思います。
その流れができるまでは(1990年代に入るまで?)、
「英文を見る」⇒「その和訳を考える」という習慣で
解くしかなかったと言えましょうが、
それから、コンピューターが導入されて、
マーク式試験が一般化してしまいました。
この点、唐澤先生は「TOEFL,GRE,LSAT」など高等英語試験の
マーク式英語長文問題の受験経験者でした。
これら高等英語試験のリーデイングは、
すべてマーク式英語長文問題でした。
なので、「マーク式英語長文問題」をいかに早く「根拠を確信」して
「正解」するかの視点に特化して訓練して、
トップクラスの成績を取ってきました。
唐澤先生が日本の大学受験で「マーク式英語長文問題」を
早く正解する手順を教えるべきだと感じたのは、自分に近い子が
大学受験を始めたとき、「センター英語長文問題」で苦悩して、
相談に来た時からでした。
「時間が足りなくて、全問題を解けないのです!」相談された時、
その高校生にセンター英語長文問題の過去問を解かせてみたら、
あろうことか「全文を和訳」して、解こうとしていることに気づきました。
「こんなことをやっていては、全問解くことができるはずがない」と考え、
日本の高校生でも「マーク式英語長文問題」を、
簡単に「全問」正解できるようにと、新しく開発したのが、
「唐澤サミット式」でした。
そこには、マーク式英語長文問題では試験のもう一つの重要な要素として「時間制限」があることを幾度も経験し尽くしてきたからです。
(2016年に大改訂が行われたTOEICでもPart7は、
「全文和訳」していては高得点が取れません―キッパリ!!)
英語言語を使う国では、似たようなシステムが、
以前から存在していました。しかし、その方法を、
日本の高校生が、「短時間」で使いこなせるようになるためには、
「重要な着想」(正解関連キーワードとか「正解公式」)が
必要だったのです。
(ネイティブでない日本人がその手順を理解するために必要!!)
ということで、センター英語長文問題もマーク式英語長文問題なので、
いかに早く「根拠を確信」して「正解」できるかを高校1年生でも、
身につけられるような手順と「道具」を2008年以降常に考えてきました。(周りの高校生の感触で2011年にほぼ完成したように感じたので)
以前もお話ししたことがありますが、
マーク式英語長文問題の問題構造をおさらいします。
設問があり、⇒英語問題文の「正解根拠箇所」を特定して⇒
それを「言い換え」あるいは「まとめた」、「正解選択肢」を探します。
マークシートにその番号をマークして、「得点」するのです。
2018年の問題では、第3問B、第4問、第5問、第6問はそういう処理で
正解できます。
つまり、英語問題文の「大量情報」を設問を軸にして、
「正解関連個所」に絞ります。
その英文の「分量」は英語問題文」の「分量」の、
25分の1から10分の1の間です。
いかにすばやく、頭の疲れもなく、「全問正解」できるか、
イメージできると思います。
ちなみに、2017年早稲田政経学部の第II問の「正解関連個所」を
下の図に示します。(モザイク作業図といいます)
(紙面の都合で後半を略させていただきました;^^)
どうでしょうか?
これだけの箇所を押さえるだけでその第Ⅱ問を「全問正解」できます。
高校2年生でも簡単にそれができるようになれます!!
このやり方が身につけば、「全文和訳」は不要になります。
どれだけ、「時間」が節約され、「頭の疲労が軽減されるか」が
わかりますね。(強調したいので繰り返します!)
これが、高等英語のトップクラスの人だけが知っている、
やり方なのです。
すごいと思いませんか?
本日のまとめ
センター英語長文問題だけでなく、大学受験英語長文問題でも、
今日の主流は、マーク式英語長文問題です。
特に上記のように「センター英語長文問題」だけでなく、
「有名私立大学」(英語長文問題の配点が8割近くあります)でも
それらで「安定的に高得点」するには、マーク式英語長文の超速正解システム=「唐澤サミット式」が必要になります。
やはり、唐澤サミット式が
広まるのが好ましいと考えているので紹介しています。
でないと、センター英語長文問題に関してだけでも、
毎年12月を過ぎて次のようなメールが続々と届いているらしいです。
(センター英語長文の本当の解き方、
体験メール講座に登録する際に、
書いていただいた「センター英語長文の「悩み」から)
・センター英語でとにかく満点を取りたい!取らなければ!と思い、
勉強を続けているのですが、なかなかうまくいきません・・・。
・いつも大問の中の1つくらいしか当たりません。
途中で読むのが嫌になります。
・この時期になってやっと、やらないとヤバイと思うようになりました。
センター模試では半分も取れません。
勉強時間も圧倒的に足りません。
それでも第一志望校に合格したいと思っています。
・長文を読む速度が上がらず今やっている方法では
何も変わらないのではと不安に押しつぶされそうです。
・藁にもすがる気持ちで登録させていただきました。
長文は集中力が途切れてしまうところと、
どれだけ文法を勉強しても、
長文になるとわからなくなってしまします。
・センター英語は慣れれば解けるようになるよ!
と周りに言われるのですが、全然慣れません。
何回といても全く点数が伸びなくて悩んでいます。
また時間も足りなくて、
全問きちんと解けたことがありません。
・ 長文は単語力だ。と英語の先生に習ったので、
ひたすら英単語を覚えたのですが、過去問などを解いてみても、
解説を読んだら理解できていなかった文章が多々あります。
・ 英語長文が全然読めません。
分からない単語や熟語に引っかかり、文の構造も理解できません。
日々、自分の出来なさに苛立ち、単語や熟語を覚えていますが、
それでも覚えられなかったり、
長文に出てくると分からなくて解けなかったりします。
どれもが12月以降に来たものです。
「なぜ、もっと早く気が付かなかったのか!!」のと、
残念でなりません。
同じような内容のメールは、まだまだありますが、
これらは「全部」、一言で言えば、
「マーク式英語長文問題の問題構造と『正解の仕方』を
教わったことがないから」ということに尽きると感じています。
次回は、マーク式英語長文問題の本当の解き方を
概論的にお話していきたいと考えています。
12月に上記のようにならないためには今から、
「唐澤サミット式」を始めるべきだと考えています。
苦手を先延ばしすることは大学受験では「死=不合格」を
招くことだからです。
英タロウ