「ええっ!?もし見つけたらヤバイじゃん」
 

 


今から10年くらい前、仕事場での話。



その日私はおそるおそる何百という下駄箱のドアを、

一つずつ開けては閉める作業をくりかえしていた。



ケーサツのおじさんといっしょに。




それは、私が


大金の入ったお財布を届けたわけでも

埋蔵金を探していたわけでもなく

なんと、

なんと、

なんと、





爆弾を探していたのだった。爆





どーん!!

人生で、生身のまま爆弾を探したことある人っている?



当時、某スポーツクラブのマネージャーだった私には

「魔の木曜日」というジンクスがあった。


それは、


支店長が休みの木曜日に限って、狙ったように


びっくりするような事件が起こり、


その日のナンバーワン、マネージャーの私が対応に追われる。。。という


当時新米マネージャーだった私には、

ぐんねりとなってしまうジンクスであった。





事件のその日は、


朝からお店を立ち上げ、午前中を事務仕事に費やして


「ふー今日は平和だー」


と、なにごとも起こらないことに安心しきっていた。




午後一番は100人くらいのおばちゃんたちにヨガを教える。




レッスンが終了し、
身も心も気持ち良くなって、清められた静かな気持ちで
自分が聖人になったかのようにすがすがしかった。




そんな気持ちでスタジオを後にして、

事務所にもどろうとしていたところ




スタッフの一人が事務所から飛び出てきた。




こっちに走ってくる。




その血相の変わりようを見た瞬間
「ああ、今日は詰んだな。。。」と遠い目になった。


 



「マネージャー。爆弾です!」
「えええええええーーーーーー!!!」




なにかが起こったのはわかっていたけど、




さすがに爆弾はヤバいだろー。




ただ、

その頃の私は「魔の木曜日」のたび重なるアクシデントのおかげで

不測の事態にめっぽう強い女になっていた。




全館から会員さまを退避させる、各方面へ連絡など、

今考えると、まーよく頭がまわったなーと思う、

危機管理術をやってのけることができたわけです。




お客さま対応もろもろが終わり、館外に出ると




そこには見知った50代くらいの警察のおじさまが、
白い手袋をはめて片手を上げて立っていた。





魔の木曜日で何度もお世話になっているので、
顔見知りである。笑




「あ、マネージャーさん。お世話になってます。

これから館内、爆弾探しに行くんだけど、案内してもらっていい?」




うっかりしていると

「ちょっとお茶飲みに行こう」と誘われているような落ち着き具合で

おじさまは私に同行を求めてきた。。。。





「えええっ???行くんですか?私が?」





てか。



本当に爆弾あったら、ここであたし、確実に死ぬだろー。

ってか、爆風がヤバイんだよね?じゃあ、かがめば助かるのか?

シティーハンターならどーやってくぐり抜けるんだろう?




など、




変なトリビアや、好きな漫画のネタが頭の中をぐるぐるしているあたしを尻目に、

おじさまは館内へと進んでいく。。。




そして、




晴れて(?)私は一つ一つ下駄箱を開けて
爆弾を探す事態になったのである。




幸いにも、




爆弾予告はいたずらで、



なんにも出なかったから、



ほんとよかった。





こんな具合に

 

私たちって、不測の事態になると

緊張でフリーズしちゃう生き物だよね。





私も初めての「魔の木曜日」は完全にフリーズした。
(それはまたいつか)


そしてたぶん、


この爆弾事件が、人生で初めての魔の木曜日なら
間違いなくフリーズしていたと思う。




でも、



あたしは何度かの魔の木曜日を重ね
「アクシデントに強い女」になっていたので、

 

 

 

 

爆弾デーのその日はフリーズすることなく、

対応出来るようになっていたわけです。




いわゆる「慣れ」です。




警察のおじさまも同じだったのだろうと思う。




おじさまの若いころ、初めての事件は

テンパってたはず。(たぶん。笑)




でも、




きっと何千件という事件を扱ってきた経験から、

爆弾をものともしない、あの落ち着きを

醸し出せるようにまでなっていたわけです。
(たぶん。笑)



 


英語のお悩みで

「緊張でフリーズして話せない」という話を伺いますが





うん。




フリーズするのは、当たり前のことなんだよね。
生き物として自然なことです。

 

 

 

私もフリーズしまくりでした。

だって、えいごで会話なんて、不測の事態ですから。

 

 


でも、



そこで尻込みして立ち止まってしまうのは、

ひじょーにもったいない!




だって原因は、

「慣れ」てないだけ。




だから




あと50回くらい緊張したら、

 

 

爆弾を探せた私のように
あの警察のおじさまのように、

落ち着きムードで会話できるはずなのです。




だから、緊張のせいか言葉が出てこない。。という人ほど




どんどん緊張する経験を作っていっちゃった方がいいのです!




尻込みせずに、どんどんガンガンいこうぜ。




もちろん怖いなら、一人でやらなくて大丈夫です。



ドラクエもパーティを組むから強くなるように、

一緒に行ってくれる人と組めばいいんですから!




さあ、今月は何回「慣れ」てみる?

 



ルート(菊地)由夏

 

 

生徒さんの募集、レッスン、セミナーのお知らせは

公式ニュースレターからご案内しています

 

「教科書やスクールでは教えてくれない英語の秘密がわかる」

「英語へのハードルがめちゃ下がるから自信がつく」

「具体的にやることがわかる」と好評です^^

 

もちろん無料で、いらないなーと思ったら速攻解除できます。

 

「ルート由夏公式ニュースレターはこちらから」矢印

 

 

facebookfacebookフォロー(お友達申請)お待ちしておりますいいね
https://www.facebook.com/yuka.kikuchi.31