最近、姫を抱っこしていると困ること。
それは、私の頭をつかんで、見て欲しい方向に向かせる。
という力技を覚えたこと。
で、先日。
保育園からの帰り道。
ぐずったので抱っこして、話しかけながら歩いていました。
何か気をそらすものはないかと、思って
空にあるものを探すのが好きな彼女に向かって
「ミーちゃん、Moon見えないねー」と言いました。
私の目の前は曇りだったのです。
でも、ミーはその時
私の頭をぐいーっとつかんで後ろに向かせて
「ママ!Moon!」
私の後ろに広がる空は、晴れ。
月が見えていたんです。
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こんな感じで、同じものを見ていても
見えていないものってあるなーって思います。
例えば
〈やりたいこと、好きなことがわからない〉
よく、母親からの呪縛のせい。みたいなことを言われています。
そういう見方も本当なのでしょう。
それで心がスッキリする人もいます。
私もそれでスッキリした口です^^
でも、あるとき
それを母親だけのせいにすると
自分が持っているお宝を見逃していることに
気づきました。
見逃していた宝とは、
それほどまでに母親の希望を叶えたかった
〈自分の懐の深さ、愛の深さ〉のこと。
お母さんを、そこまでして幸せにしたかった
自分の心の大きさ、愛情の深さ。
だからこそ、
自分はお母さんの言う通りに生きることを選んだんだ。
私が、選んだ。
子供時代にあるべきものが〈ない〉と思っていた。
与えられるべき、愛がないと思っていた。
被害者だと思っていた。
それも、ある視点では本当のこと。
でも別の視点では、
それほどに人のことを愛せる自分も本当
被害者でも加害者でもない。
ただの愛の人。
すでに自分には愛が〈あった〉
もう今は愛をそういう形では表現しないけれど
それでも、その時の愛情深い人は私だった。
これに気づいた時に
恨みもあるけど、愛もある。
同じ出来事なのに
違うドラマに見える。
どっちの視点もあると腑に落ちた時
自分に力が戻ってくるのを感じました。
私は、自分の好きな方のドラマを選べる。
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何かに悩んだりする時は、きっと
出来事の一面だけを
自分の解釈を加えてみている時で
でも本当は
自分には見えていないこともあって
起こった出来事を先入観なく探求していくときに
別の面を知ることができると
悩みが悩みでなくなることがあります。
それぞれが、それぞれの愛の形を
それぞれのできるやり方で
表現しているだけだったんだと
ただ、違っただけなのだと
世界の創造性のバラエティさに
笑ってしまう時に
悩みは、形を変えて自分の宝物になるんだと思います。
「私に今見えていない宝物はなんだろう?」
こんな問いかけをしていくことで
新しい視点を見ることができます。
※これは起こった出来事から感じた感情を無視するわけではなく
感情のケアもしつつ、新しい視点を探すのが良いと思います。
そして、そんな風に今は思えないとしても
それですら、宝物の一つ。
何が起きても、あなたは大丈夫。
読むだけで、英語が楽しくなると評判です^^
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