ハンバーガー | ~英国大学院留学記~

~英国大学院留学記~

イギリス・バーミンガムでマーケティングの修士号取得を目指して奮闘する日々を綴る

ルームメイトのタオさんが、手作りハンバーガーを作ってくれた。

普段から生麺や生パスタを作ってくれるなど、料理上手な彼女。

今日も本当はバンズから手作りの予定だったのだが、
いろいろと材料の関係などが有って、急遽バンズだけは購入品に。

味付け抜群で、とても美味しかった。

私はビーフだったが、バリーとハイはラム肉のバーガー。
次回は私もトライしてみたいな。



ハンバーガーで思い出すのは小学二年生の時。

母が小学校のPTA役員をやっていた時、
何かの催し物の最後にマクドナルドのハンバーガーが配られた。

私は友達と一緒にいたのだが、既にハンバーガーを受け取っては、
紙袋から溢れる匂いにかなり興奮していた。

普段から余り口にする事の無かったハンバーガー。
きっと心躍らせていたのだろう。

全員の手に行き届くまで食べることは許可されず、
私や私の周りの友達は、みんな今すぐにでも食べたくてウズウズしていた。

それでも周りには走り回ったり、お喋りをしたりで、
まだハンバーガーを受け取っていない子が何人かいた。

少しでも早く全員に行き渡る事を思っていたのだろう、
母は声が枯れるくらいに「ハンバーガー貰って無い子いる?」と、
大声で叫んで、最後は口元に両手を添えていたのを今でもはっきり覚えている。

何だかとても切なくて、今思えば、それは独占欲にも良く似た感情で、
それでいてどこか恥ずかしくて、小学二年生にしてとても複雑な気持ちになった。

それから先は、どうなったのか、
ハンバーガーの味はどうだったのか。
はっきり言って覚えていない。

この年になっても、ハンバーガーという言葉を聞くと、時折、この出来事が頭を過る。