普段から生麺や生パスタを作ってくれるなど、料理上手な彼女。
今日も本当はバンズから手作りの予定だったのだが、
いろいろと材料の関係などが有って、急遽バンズだけは購入品に。
味付け抜群で、とても美味しかった。
私はビーフだったが、バリーとハイはラム肉のバーガー。
次回は私もトライしてみたいな。

ハンバーガーで思い出すのは小学二年生の時。
母が小学校のPTA役員をやっていた時、
何かの催し物の最後にマクドナルドのハンバーガーが配られた。
私は友達と一緒にいたのだが、既にハンバーガーを受け取っては、
紙袋から溢れる匂いにかなり興奮していた。
普段から余り口にする事の無かったハンバーガー。
きっと心躍らせていたのだろう。
全員の手に行き届くまで食べることは許可されず、
私や私の周りの友達は、みんな今すぐにでも食べたくてウズウズしていた。
それでも周りには走り回ったり、お喋りをしたりで、
まだハンバーガーを受け取っていない子が何人かいた。
少しでも早く全員に行き渡る事を思っていたのだろう、
母は声が枯れるくらいに「ハンバーガー貰って無い子いる?」と、
大声で叫んで、最後は口元に両手を添えていたのを今でもはっきり覚えている。
何だかとても切なくて、今思えば、それは独占欲にも良く似た感情で、
それでいてどこか恥ずかしくて、小学二年生にしてとても複雑な気持ちになった。
それから先は、どうなったのか、
ハンバーガーの味はどうだったのか。
はっきり言って覚えていない。
この年になっても、ハンバーガーという言葉を聞くと、時折、この出来事が頭を過る。