白か、白以外か… ~That's what happened this morning.~

 

 

白か、白以外か…
色の違い

始まりはその違いからだった

数年続いているマスク生活も少なからず影響したのかもしれない

自分の望みを
私は伝えたつもりだった

そう信じていた
すくなくともあの瞬間までは



私は迷わず決められたそのボタンを押した


そう、押したのだ
なんの迷いもなく






Mのボタンを…





ボタンを押したその瞬間だった

白と、白以外の表示が
私の目に飛び込んできた


そんな、まさか…
これってもしかして…

もしかして…





私がもらったカップ、Sサイズじゃね…?




気づいた瞬間、一度にたくさんのことが脳内を駆け巡った



今すぐ店の人に言った方がいい
ストップできないのかな
押したら終わりさ
もう言ってもムダなんじゃ?
いや、マシンの受け皿で溢れた分を受けてくれるはず
案外イケんじゃね?



脳内では多くのことが浮かんでは消え、浮かんでは消え、

していたが、
身体は一向に動かなかった…



とりあえず謝るシュミレーションに頭が切り替わったその時、
マシンの動きが止まった

 

 

 

 

あれ…?

 

 



ギリ入ってんじゃん!!!Σ(゚Д゚)

 

 

 

 

ホッとしたのもつかの間

さあここからどうしたものか
また脳内会議が始まった


隣のビルまでどうにか行けんじゃね?
店の中には溢れた分を流す場所もないし


とりあえずフタをフワッとかぶせよう

そろりそろり店を出る


この時点でではもう店の人に何も言えない
わざと違うボタンを押したわけではないし
とりあえずマシンを汚さずに済んだのだ


今日に限って遅刻もしそうな時間

迷っている暇はない

 

そそくさ、そろりの気持ちで店を出る


あーでも急いで歩けない
少しカップの外に滲んできた



落ち着け私

すぐそばの簡易ベンチまで行くのだ
お気に入りのハンカチは汚したくないが仕方あるまい
とりあえずベンチのそばまで行き、熱くてヤケドしそうだけど、すするのだ



考えるな、すすれ

すするのだ!

 

 



アチぃぃ




よし、これでフタをすればどうにかなる

ハンカチで下からカップを覆い、急ぎ足でエレベーターに向かう私

ギリギリ出社真顔



何食わぬ顔で席につき、カップを机に置くのだった

 

コーヒーコーヒーコーヒーコーヒーコーヒー

お店の方ごめんなさい(;´∀`)
すべてわざとじゃないんです


Sは白いカップ
Mは赤いカップ

次は間違えません

ごめんなさい(;´∀`)
でもおいしくいただきましたコーヒー

 

朝から楽しいスタートがきれました

ありがとう🌈
 

 

(すすった感出ちゃってるてへぺろ
 
最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

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