Webニュースを見てまた嫌な気持ちになりました。
前から日本人の過労には文句を言っていたけど、今回新たに知ったのは日本は労働を規制するILOという世界的機関の条例を1つも受け入れていないということ。
そのため勧告も改正もできず、結局は企業と組合が決めた条件に労働者本人が同意しざるを得ない状況だということらしい。
大きな企業で仕事をしていたとき、営業の人は夜遅くまで仕事をしてたのを覚えてます。
上司もいつまでも帰らず何かやってたり。
ぶっちゃけて書きますが、
正直バカだと思います。
「頑張っている人に対してそんな事言うな」
とか言う人がいれば、その人も頭がおかしいんじゃないかと思ってしまいます。
そういう人がいつまでもいるから変わらないんですよ。
日本に根付く習慣が悪いのでしょうが、昭和の時代から根本的に何も変わっていないのだとなると個人にも問題があるはずです。
別にすべてを海外基準で考えようとは思っていませんが、本当に今の日本人は変わっていかなくてはいけない。
オーストラリアが日本より豊かな国だとは思いませんが、オーストラリアで働いていく方が労働面では幸せなことは間違いない。
上司も会社も、仕事よりも家族や恋人を優先してくれる国。
例えば、男なら会社のために残業するより彼女や奥さんのために早く帰って一緒に過ごしてあげる方が男らしくありませんか?
天気が悪い日は、「雨が降りそうだから彼女を迎えに行かないと」という理由で定時で帰る方が男らしい。
世界のほとんど先進国が仕事とプライベートの両立を可能にしていて、日本だけが仕事>プライベートという状態はいかんと思う。
今はもう利益を追求するだけの時代ではありません。
歴史上最も有名な経済学者アダム・スミスもThe Theory of Moral Sentimentsで書いていますが、
倫理的な行いを無視する企業に先はありません。
また自分を大切にできない人間が他人を大切にできるはずもありません。
過労は悪です。
日本語が思い出せませんが、今の日本経済や企業の利益は過労によるOver estimateじゃないでしょうか。
昔Ford社が欠陥があると分かっている車のリコールにかかる費用と予想死亡者数とその保険金の支払い金額を比べた結果、
リコールしない方が安かった(死人が出たほうがマシ)のでそのまま販売を続けたという例があります。
(Trevino, L.,Nelson, K. Managing Business Ethics,2011,5th ed, Wiley & Sons.Inc, USA)
結果的には悲惨な事故が起こりリコールしざる得ない状況になったのですが、今日本企業がしていることもこれと同じくらい非倫理的なものだと感じています。
これからの世代の日本人のためにも労働時間の規制をもっと図るべきです。
またこれを読んでいる方が社員を管理する立場にあるならばよく考えてみてください。