日本語でも
むちゃくちゃ好き
とか
ものすっごい遠い
とか色々強調する方法があるね。
あんまルールはないっていうか
雰囲気なんかすげぇ!
って思える言葉なら文法的にどうとか、意味がどうとか関係なしに
新語ができるのが日本語だけど
英語はどうなんでしょうか?
大人から子供まで共通した強調表現
ということに焦点を向けると、
一番よく聞くのが
the hell ~
例)
I want to sleep and forget the hell out of boring job.
眠ってこんな退屈な仕事を忘れたい。
They drink the hell out of coffee.
やつらはコーヒーをガバガバ飲む。
映画やドラマでは
What the hell are you talking about?
一体なんのことを言ってるんだよ?
というセリフをよく聞きますね!
その他にも
"I thinki he is honest . "The hell he is! "
「彼って正直だよね。」 「そんなわけあるかよ!」
のように何かを頭から否定する風にも使います。
the hell (out of)
の hell の部分は他の言葉にとって代わることもあります。
これも映画から引用すれば、
荒っぽい若者は
hell に代わって Fuck を使ってたり。
この hell のもともとの位置には
devil が使われてましたが、
いつの間にか devil→hell に変わっていったと文献にはあります。
ハリーポッターのような子供向けの本には一切この表現は出てこないけど
変わりに earth がよく使われてるなーって思う。
例)
What on earth is this?
一体これは何なんだ?
ネイティブにとっては強調表現がもともと1つのかたまり、
つまり the hell out of ~ や a hell of a~
のフォームで頭に入ってるので、
途中の hell が何に変わろうと何となく強調表現だと認識されるんじゃないかってことです。
日本語でも例えば
・これむっちゃ面白いよ!
の「むっちゃ」の部分を
・これがぜん面白いよ!
って言っても強調ということにはなんら変わりはないよね?
ちなみにこういう荒っぽい表現は
アイルランド英語でよく見られ、
そこからアメリカで使われはじめた、という歴史があるとか。
アルクで調べていたら、
knock the hell out of
っていう表現を見つけたんだけど、これもアイルランド英語からのもの。
knock the stuffing out of ~
で「内臓が飛び出るほどぶん殴る」 → ぼこぼこにする
とか。
これもさっき言ったとおり、
Hell→Stuffing
に変わっただけです。
建国前のアメリカに移住をした人種の多くはアイルランドからの移植者。
そこからアメリカの西へ西へとひろがっていったアイルランド人達。
移民者のなかでは英語能力が高かったので、今のアメリカ英語は
イギリス英語とアイルランド英語のミックスなのかもしれませんね^^
(あんまてきとーなことは言えないけども!)
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