僕が好きな小説家 バーナード・コーンウェルさんの『黄金の島』の中でこんな一節がありました。
「ニック!あなたにまた会えるなんて、夢見たい。お元気?」
語尾をあからさまに上げた。アメリカ人はそうすることで、本来ならまったく形式的な挨拶にすぎないものに、心からの問いかけの調子を帯びさせるらしい。
著者はイギリス人の方で主に冒険ものの小説を書いている方ですが、どの作品の中でも英語のアクセントから見た人物の特徴や教養を描いています。
作品中の人物の言葉なので、著者の本心かは分りません。
が、イギリスの方にはアメリカ人の気風やアクセントがこのように感じる、
ということではないかと思えます。
黄金の島