子どもたちは春休み。
きょうは10時に来る生徒がいました。8時ごろ外に出ると、今にも降ってきそう。
今日に限って約2キロの道のりを歩いてくる4月から中学生。
教室の暖房を入れ、待っていると、いつからか、屋根を打つ雨音が。
窓を開けるとどしゃ降り。大丈夫だろうか?
もし帰る時も雨脚が強ければ、家の近くまで送ってあげたい気持ちはあるが、
相手がわんぱく坊主とかならまだしも、男性の私が車で送るのは常識的に非常によろしくない。
ただ、そぼ降る雨の中2キロも徒歩で帰すのも心苦しい。
一つ質問がひらめいた時、傘をバタバタして水を払う音がした。
大雨の中ここまで来てくれたことをねぎらいつつ、
「朝、雨降ってなかったけど、お母さん何か言ってた?」
「雨の予報だから、雨降ったら傘さして行くんだよって」
これで私は一安心しましたし、少しの感動さえ覚えました。
いつからか、雨の日は親が学校まで送り迎えすることが増えた気がします。
自分が子どもの頃はなかった。雨の日の登下校は、傘を叩く雨音、雨に濡れた植え込みの艶、
水たまりを車が通ると傘でガード、ちゃぽちゃぽ靴に浸水したまま歩くあの不快感。
様々感性が刺激される時間でもあった気がします。
安心したというのは、「雨が降ったら傘をさして行くんだよ」
からご家庭の「風」が読めたから。
少し過保護な令和さではなく、どこか懐かしい感じとたくましさを感じたから、帰りも大雨でも遠慮なく?「気を付けてかえってね~」と言える。
もちろん、穏やかな片田舎と都会は事情が違うと思いますが。
休憩中、トトロがバス停で傘をさしている場面の話で少し盛り上がった。
授業が終わり窓を開けると、雨はあがっていました。気を付けて帰ってねー、と。
雨上がりのハクモクレン


