小学生の頃から自宅で多読する子供が増えているようです。でも、近所に児童図書館がないと、かなり図書費がかかります。教育は最も効率が良い投資なので、あまりお金をケチる必要はありませんが、安く済ませることができるなら安くしたいですね。

こういう時、オンラインで洋書読み放題サービスを提供している業者を利用すると便利です。たとえば、Lepton Reading FARM(レプトン・リーディングファーム)では月額980円(税込み1078円)で、洋書をオンラインで読むことができます。アメリカの教科書1100冊をe-bookとして利用できるので、蔵書数としては十分と言えるでしょう。

オンラインなので、借りた本を返却する手間が省けます。紙の本を郵送でやり取りするのは結構面倒です。紙の本を提供する業者は最初に保証金を要求する場合がありますが、オンライン読み放題ではそれが要りません。

本の難易度は10段階に分けられています。Level 1は、アメリカの幼稚園児が読むようなやさしい本で、1冊当たりの平均語数は49ワードです。これなら、初心者でも心配しないで始められると思います。Level 10の本でも1冊平均2500ワードぐらいですから、子供の多読に最適な教材が揃っていると言えそうです。

具体的な学習法としては、英語音声を聞きながら読む事が可能で、読書後に単語5問、読解5問、聴解5問からなる確認テスト(計15問)で復習できます。これなら「滑り読み」することなく多読を続けることができますね。興味ある方は、まず「1ヵ月無料お試し」で内容を検討してみてはいかがでしょうか。

それにしても、1ヵ月1000円というのは家計にやさしいです。電子書籍ですから場所も取りません。部屋が絵本で散らかって「ちゃんと片付けなさい」と子供を叱る必要もないし。

ちなみに、毎月、読書マスターランキングを発表しており、上位10人にはAmazonキフト券(500~2000円)が送られます。先月の1位は小学1年生でした。英語に限らず、小さい頃から読書習慣を身につけておくことが大切です。

 

 

話は変わりますが、今年のノーベル文学賞は、アフリカのタンザニアに生まれ難民としてイギリスに渡って活動しているアブドゥルラザク・グルナさんに贈られることになりました。過酷な環境で生活する難民を描いた作品が特徴だそうです。残念ながら近所の図書館には洋書・翻訳書を問わず、彼の作品は皆無でした。私自身、Abdulrazak Gurnahという名前を知ったのはつい先日のことです。

ちなみに、新型コロナウイルスに対するワクチンに関して、タンザニアで必要回数の接種が完了した割合は僅か1%だそうです。日本は66.5%です。この調子で進めば、接種率7割に達するのも時間の問題だと思います。そうすれば、年末年始を安心して過ごすことができるでしょう。