新型コロナウイルス感染拡大の勢いが増したため、カナダのトロントでは再び都市封鎖(lockdown)になりました。市民生活に不可欠な店以外のレストランでは、受け取り・配達のみが許されます。ジムやカジノは閉鎖です。

Toronto is moving back into lockdown (BBC)
Toronto, Canada's largest city, was placed into lockdown (CNN)
Canada's largest province ordered a lockdown in Toronto (Bloomberg)
The Ontario province will initiate partial coronavirus lockdown measures (Fox News)
A large and isolated region of northeastern Canada entered a two-week lockdown (NPR)
Toronto, the fourth largest city in North America, retreated back into lockdown (NY Times)


上記のようにニュース関連ウェブサイトの英文をいくつか引用すれば分かりますが、lockdownの前に来る動詞はmove, place, order, initiate, enterなどです。トロントの11月の平均気温は最高が9℃で最低が2℃なので、日本の札幌とほぼ同じです。札幌でも感染者が急増し、札幌市を目的地とするGoToトラベルを一時除外するようです。


ちなみに、DMM英会話のウェブに11月19日付けで「Lockdown Named Collins Word of the Year 2020」という教材があります。それによると、Collins DictionaryはWord of the Year for 2020にlockdownという単語を選んだそうです。

今年はアメリカ、ヨーロッパ、カナダ、オーストラリア、中国など世界各地で都市封鎖が行われました。その結果、lockdownという単語があらゆるメディアで毎日のように使用されたと思います。

幸い日本では、都市封鎖と言うほど厳しい規制は課せられませんでしたが、あまり楽観もできません。今後気温が低下して忘年会やクリスマス商戦が盛んになれば、札幌だけでなく他県でも感染者が急増するかもしれません。来年になれば新年会や大学入試もあります。少なくとも、今後感染者が減少する要因が見当たりません。

コロナ慣れしている場合ではありませんね。