公明党は、大学受験・就職に挑む高校生115万人および浪人生11万人の126万人を対象に、大学入学共通テストの受験料相当額の2万円を支給する受験生等支援給付金(仮称)の創設を要望したそうです。


疑問1
3教科以上を受験する場合の検定料は18,800円
2教科以下を受験する場合の検定料は12,800円
2万円ではありません。

疑問2
もし、「支給」することになれば、通学定期券を申請するときと同様に
1. 受験生が通学証明書や学生証のコピーを入手し
2. 親が上記証明書と共に給付金申請書を郵送し
3. 役所の職員等が親の銀行口座に送金し
4. 親が大学入試センターに受験料(検定料)を払い込むことになるでしょう。

そんな面倒な手続きをさせるより、大学入学共通テストの検定料を無料にすれば良いでしょう。そうすれば、通学証明書の入手や申請書の記入・郵送や送金の手間が無くなります。役所の職員を残業させる必要もありませんし、手続き上のミスも起こりません。

なぜ、3教科以上の受験者と2教科以下の受験者に対して一律2万円を支給するのでしょうか。なぜ、検定料を無料にせず、給付金を支給するのでしょうか?


126万人に2万円を支給すると252億円ですが、給付額は事務費などを含み280億円になるそうです。つまり、事務費が28億円です。検定料を無料にすれば、事務費28億円を使わなくても済みます。2教科以下の受験生に余計な7,200円を支給しなくても良いことになります。公明党は何故、一律2万円を支給したいのでしょうか?

280億円といえば、アベノマスクの費用も確か260億円でしたね。